英語汁 / Eigo-jiru

英語でコミュニケーションを取る際に、口癖レヴェルにしてしておきたい3つのこと《英語汁 第5号》

どうも コンカズ (@konkazuk) です 。

今回の記事では、英語でコミニケーションする際に、癖にしておくと会話がスムーズに進むようになる 「ちょっとした Tip」( tip : 助言、ヒント、秘訣などの意)を3つほどあげておきます。

新しく覚えなくてはならない文法や、難しいボキャブラリーなどは一切出てきませんが、案外この部分を押さえていない日本人の方はいると思うので、これを機にぜひとも今後の会話に取り入れていきましょう。

というわけで、いってみましょう!

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会話の中で、適所に相手の名前をはさむ!

image by Jason Goodman

プライヴェートにおいても、仕事においても、時に ”複数の人たちと同時に初めて会う” という機会があると思いますが、一人一人の名前を記憶するのって至難の技ですよね。

僕もこれはかなり苦手な方なんで、未だに毎回恥ずかしい思いをしています。

とりあえずは、向こうが好意を持ってくれていると感じた時や、こちらから近づきたいと思う相手の名前は、なるべく聞き直して覚えようと努力するように心がけています。

でもここで大事なことは、

相手の名前を覚えたあと、次にどうするか?

ってことです。

ここで、その相手との距離をちぢめるのに「会話の中で適所に相手の名前を挟む」ことが非常に効果的な役割を果たします。


photo by Priscilla-du-preez


会話の内容はこの際どこかに置いておくとして、例えばあなたの名前が村上さんだったとすると、相手に…

“Isn’t it a bit dangerous?”

「それはちょっと危険じゃないかい?」 

とか、


“I agree with you!”

「私もあなたに同感ですよ!」

または単純に、


“Thank you!”

「ありがとう。」

ってただ言われるよりも、



“Isn’t it a bit dangerous, Murakami-san?

「それはちょっと危険じゃないかい、村上さん?

“I agree with you, Murakami-san!

「私もあなたに同感ですよ、村上さん!

“Thank you, Murakami-san!

「ありがとう、村上さん!

って言われた方が、なんか嬉しくないですか?


「親近感」を感じますよね

photo by Sarah Richter

スゴく単純なことなんですが、これ、英語で会話の際に (or 日本語でも) かなりの割合で、できている人と、できていない人に分かれてくると思います。


これに対して欧米や英語圏などでは、「相手の名前を文章の前後にはさむ」ってことが、かなりの割合で皆さん日常的にできていると思います。

ほぼ「習慣レヴェル」ですかね。

しかも相手の名前を会話の中に挟み込む頻度が日本と比べてかなり多いです。

例えば、Joe と Maria が会話をするとして…


“How are you doing, Joe?”


“Hi, Maria. I’m good, thanks! “


“By the way Joe, you didn’t turn off the light in the kitchen last night, did you?”


“Oh, I’m sorry, Maria. I totally forgot…”


みたいな感じで…

相手と親しくなればなるほど、この頻度は上がると思います。

逆に親しい間柄であるにも関わらず、相手の名前をポイント、ポイントで挟まないのには、ある種の不自然さを感じます。


「相手の名前をいちいち呼びかける」という事に関して、日本人と欧米人, etc. の間で差が生じるのには、欧米などでは、年上の人に話しかける際にも、日本みたいに敬語を使ったり、“さん” 付けをしたりせずに、気軽に名前で呼びあうことができる、という文化の違いもかなり貢献しているのかもしれませんね。

というわけで、 英会話の際には、なるべく相手の名前を適所に挟むように試みてみましょう。

これを習慣づけることができたら、「会話の中に入ってる感」が自分にとっても相手にとっても、いい感じでアップします。


距離感が縮まって、相手も自分も気分が良くなること間違いなしです

, please ? をつけることを習慣化させる!

image by crew

これも単純なことなんですが、“Please” は…


「人に物事をお願いする」

という理論的なカタチでやるよりも、むしろ…


「文章内に添えるエチケット」

ぐらいの感覚で「癖」みたいにしておくと楽になると思います。

リズム的な面においても、実際 “please” という言葉がアクセントになって、文章全体のバランスが良くなるという利点もあります。


稀に “please”という言葉に、 「頼むから」 とか 「お願いだから」 という感じで、微妙に「媚びてる感」 みたいなニュアンスを感じる人もいるかもしれませんが…

そんなに、重たくとらえなくても大丈夫です。


“Can you close that door, please?

そのドア閉めてもらえませんか?

“Could you buy some milk on your way back home, please?

「家に帰ってくる途中で牛乳を買ってきてくれる?」

“Will you call me, please?

「電話してくれる?

“Turn it off, please?

「それを消してくれる?」

という感じで、もうなんか動物のしっぽみたいな感覚にしてしまいましょう。

photo by Andreas Lischka

どうか」なんて和訳もいらないです。

先ほども言ったように、ある種エチケットみたいなものなので、つけておけばとりあえずは無難ですし、相手にとっても気持ちがいいはずです。


相手があなたのために何かを聞いてくれた時なども、もしそれがオッケーだったらただ単に ”Yes!” だけで返すよりも、

“Yes, please!” 

という風に、まずはセットにして言うのを習慣にしてしまいましょう。

“How are you?” は、「元気ですか?」 ではない???

image by des-recits


Hello. How are you?  

「よう、元気かい?」


って聞かれたら


I’m fine, thank you.
Not too bad.
I’m good, thanks. And you?yourself?


ってな感じで返すのが型みたいになっていると思いますが、


「調子がいいか? それともそうじゃないんか?」


と、 相手があなたの今の状態を聞いてることに変わりはないのですが、(それは間違っていないんだけど) それと同時に、基本的にはこれによって


「会話のキッカケ」


を作っているんですね。

photo by qimono

ということは…

ここであなたがどう対応するかによって、今後の相手との関係が進展するかしないかが決まってきます。


相手が毎回「ヨゥ、調子はどないよ?」と話しかけてきてくれているのに、あなたが


「はい元気です。ありがとう。あなたは?」

「はい元気です。ありがとう。あなたは?」

「はい元気です。ありがとう。あなたは?」


と、毎回毎回教科書どおり、ロボットのようにに返していたら、そのうち向こうも、

「なんだこいつは AI か?」

と思って、次第にあなたに ”Hi” ぐらいしか声をかけてくれなくなってしまうでしょう。


ということで、相手が ”Hello, how are you?” ってきた時は、”I’m fine …” をスキップして、

「いやぁ~ そういえば昨日さぁ、帰る途中で …」

とか、

「おお、お前ちょっと今日靴下蛍光色やん、目痛いやんけ〜」

みたいな感じに、話を切り出しても全然オッケーなんですね。

まだそこまで親しくないけど、仲良くしたいなと思っている相手なら、ここでの対応がきっと分かれ道となります。


いきなり振られて、すぐに返すのが苦手な (僕みたいな w) 人は、とりあえず当たり障りの無いイギリスでありがちな「天気の話」にでも一旦振っておいて、その間に次にどう出るか考えるのもアリかと思います。

photo by phtorxp


あとは、まぁ作戦としては「先手必勝」ってのがあります。

Hi, (名前)” “Hello (名前)” の後、

間を入れず、

“How are you doing?” 

“What’s up?” 

と、相手に聞かれる前にこちらからふっかける。

先に振るこちらのやり方のほうが、実際のところ楽だと思います。

みなさん話をふかっける理由が、最終的には自分の話を聞いてほしかったから、なんてパターンも結構ありますしね。

というわけで “How are you?” は、「元気?」っていうよりはむしろ、「どないしてるん?」というニュアンスで受け取った方が、波に乗りやすいです。

image by tatonomusic

まとめ

image by Kelly Sikkema


ここまで説明してきた3つのポイント

  • 会話の中で、適所に相手の名前をはさむ!
  • , please ? をつけることを習慣化させる!
  • “How are you?” に対する自分の対応を考え直す!



を考慮に入れることで、会話が楽しくなること間違いなしです。

ぜひトライしてみて下さい。

ということで今回はこの辺で…


コンカズ

*この記事の英語ヴァージョンは 👉 こちらから

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