英語汁 / Eigo-jiru

”独り言英語のコンセプト”《英語汁 第6号》

こんにちは、コンカズ (@konkazuk) です 。


今回の記事では、

英語の「スピーキング」ができるようになりたいのに、”声を出す” ということに重点を置いていない英語学習をしているがために、いかにたくさんの人が遠回りをしているか?


って事と、

”話す相手がいないとスピーキングの能力を伸ばすのは無理”、という幻想を抱いているため、英語で話せるようになるための第一歩を踏み出せずにいる


という方達のために、その誤解を解くための内容が書かれています。

というわけで、ここんところスピーキングが少しつまずいてるかな?、または、もっと楽しいやり方ないかな? なんて思っている方は、ぜひ読み進めていってください。

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とにかく口から発する

image by Gerd Altmann

まずはじめに、“英会話” というのは、学習によって脳ミソに蓄積された英語の知識を使って、お互いが持つテレパシー能力で、意思の疏通をはかる、というものではありません。

心のどこかでいつか自分にそんな能力が芽生えるはずだと勘違いして、間違った勉強法を実践している人たちが、結構いるのではないでしょうか?

「いやいや、私はただ英語で文章が描けるようになりたいんだ。」「完ぺきな文法を身につけたいんだ。」「点数をとって資格を得ることが最終目標なんだ。」

というのであれば話は別ですが…

英語で会話ができるようになる事が目標であるのなら、“頭の中に英語の知識を入れる(インプット)” という作業と、”口から実際に声を出して 英語を使っていく(アウトプット)” という作業は、『同時進行』でなければなりません。

しかしながら、インプットの方が、自分でも勉強の仕方が分かっているだけに、やり終わった後の充実感がそれなりにありますし、更には勉強の進み具合も自分でつかみやすい分、どうもこちらに力が入ってしまいがちです。

その気持ちはわかります。

が、そのやり方だと、インプットとアウトプットのバランスがかなり悪いものになってしまうだけでなく、実際に会話ができるようになるまでに、メチャメチャ時間がかかってしまいます。

アウトプットをするのには、インプットが必要だ!、というのは、もちろんわかりますが、何も複雑な文法や、ある程度の量のボキャブラリーを頭に溜め込むまで、待つ必要はありません!


これは非常に大事なことなのですが、見落とされがちです

例えばちょっとここで、電化製品を例にとってみて下さい。


冷蔵庫、掃除機、電子レンジ、何でも構いません。

これらを購入した際に、説明書をまるで教科書を扱うように隅から隅まで目を通しながら研究して、各部品の名称を全て覚えてから使い始める、なんていう人はまずいないでしょう。

たいていの人がザッと目を通して、使用上の最低限の知識を得たら、さっさと使い始める。そして、必要に応じて新しい機能の操作を覚えるという感じですよね。

(さもなければ、実際に使い始めるまでに何週間、または何ヶ月も待たなければなりません。)w

英会話にしても同じことが言えます。

会話に限らず、実際に体の一部を使う作業、乗り物の運転、スポーツ、楽器の演奏などは、“知識”を取り込むという作業(インプット)だけでは、先には進めません。


たとえ最初はヘタクソでも “体の一部を使って作業する” (アウトプット)をしていかなければ、最終的に自分が説明書のようになってしまうのがオチでしょう。

はじめからキレイな発音で話せたり、文章をうまく組み立てることができたりする人など、ネイティヴでもない限りは存在しません。

ネイティヴであっても、子供の頃は間違いだらけのまま話しています。

image by Marisa Howenstine

ということで、まずは

カタカナ英語でも良いので、日常の中で何か知ってるボキャブラリーを少しずつでもいいから、とりあえず口から発してくことが大切ということになります。

それこそ誰でも知ってそうな、”I’m hungry!” や、”I’m happy!” ぐらいの優しいレヴェルからはじめていって、大丈夫なんです。

っていうか、知っているものからどんどん吐き出していかないと、ノドが詰まってしまいますよ。

インプットばかりが蓄積されるとどうなるか?

image by tumisu


さて、インプットばかり、つまり、知識ばかりを頭に詰め込む作業を繰り返しているとどうなるか?

これは実は大変危険なことであるとともに、日本人がいつまで経っても英語を話せるようにならないと言われる原因の一つでもあります。

留学されたことがある方は、おそらく経験されたことがあるかもしれませんが、海外に出ると、ボキャブラリーの量は明らかに人よりも少ないにも関わらず、勇敢にもガンガン会話に飛び込んで行き、しかも会話を成り立たせてしまう人達に出くわします。

義務教育で、ある程度の文法やボキャブラリーが身についている日本人は、この人スゴイなぁと思いながらも、頭の中で、ここの文法の使い方間違えてる!とか考えながら後ろでニコニコして聞いています。


… が、

実はこの時点で既に出遅れているんですね。


(これはある意味過去の自分へのメッセージですね。)w



先ほども言ったように、「英語の知識を身につける」のと、「身につけた英語を実際に使う」というのは、『2つの異なったスキル』です。

このセクションの冒頭で “危険” と言った訳は、実践 (アウトプット) をせずに、知識を身につけること (インプット) ばかりをしていると、自分の理想 (インプットで積み上げたもの) ばかりが膨らんで行き、理想に追いつく努力 (アウトプット) をしていない (現実) ため、理想と現実のギャップがどんどん広がっていってしまうことになります。

そうなってくると、知識がある分だけ行動に移る前にいろいろと考えてしまったり、失敗を恐れるようになってしまったりするのです。
image by Brett Jordan

これによって、さらに出遅れるという悪循環に陥ってしまうわけですね。しかも使わない知識は、いずれ頭の中でカチカチに固まってこびりついてしまい、口から吐き出す事ができなくなってしまうという特典付きです。

というわけで、頭の中にある知識が少ない (新しい) うちから、ガンガンアウトプットしていくっていう行動は、すごく理にかなっているというわけです。

環境をつくる (独り言英語)

image by Pezibear

オッケー。でもちょっと待って!

インプットとアウトプットは、同時にすることがとても重要だってことはわかったんだけど、肝心のアウトプットする相手がいてへんのやけど… ???

留学してるわけやないし…。

いや、ごもっともでございます。でもここで少し考えてみてください。


確かに “会話” となると、相手がいて、意見を交換したりするというイメージですよね? でもよく、“会話に貢献する”、または“会話を成り立たせる” なんて言葉を聞きませんか?

会話っていうのは、基本的には interactive (相互作用の) なものですが、interactiveになる前の時点で、どちらかが “あいさつ” だったり、“自分の意見を言う” だったりと、言葉を発するってところから始まっているではあ〜りませんか?

てことは、これは単純に

自分のアウトプットに誰かが反応しているだけ

とも捉えることができないでしょうか?

つまりは、“会話が成り立つ以前の段階で、必ずアウトプットは行われている”ってことです。

しかも、会話が起こっているように見えて、じつは自分の言いたいことををガンガン言っているだけで、相手の話している事なんて、まるで聞いていない “会話” なんてのも、たまに見かけることがあります。

政治家のインタビューとか、あと、こんなこと言ったら殺されるかもしれませんが、オバハンなんかの会話によく見られる光景ですね。お互いが言いたいことだけ言っているという… 

ウチのカミさんもかなりの域に達しつつあります。w

つまりは、相手があなたの発することに対して反応を示すかどうか、というだけのことであって、このアウトプットは基本的に 『独り言』を言っているのと、なんら変わりはないのです。

image by Phil Hearing

さらにもう一つの事実に、何かを “書き出す” ってことも、アウトプットのうちの一つだと言われています。

これは僕が出している電子書籍の中でも指摘していることなんですが…

何かを “書く” って言うの作業も、相手がそれを “読む” と言う作業が行われるまでは、一方通行ですよね。

でもこの “書く” というスキルは、ビジネスにおいてのコピーライティングの例にもあるように、繰り返し “書く” ことによって上達させることができます。

ではなぜ人は同じ「アウトプット」である “話す” という作業を同じ「一方通行」である“独り言”で練習しないのでしょうか?


これはもう分かりますよね。

“話す”という作業には、「声」という「ノイズ」が生じるからです


”書く“という動作と違って、「ノイズ」が生じる分、まわりの人たちに、自分の言っていることが ”聞こえてしまう“ のです。

ヘタをすれば、それこそ ”変人扱い“ されてしまう恐れがあるんですね。w 

でもこれで、「相手がいなくても” 話すというアウトプット” は可能」だということが、わかっていただけたと思います。



あとは ”変人“ と思われないように、「独り言」が言える環境と習慣を作るだけです。

環境づくりに関して言えば、あなたが今独身で、一人暮らしをしているのであれば、かなりのアドヴァンテージですね。

何度も言っていますが、インターネットなどによってグローバル化した社会にともなった「個人の時代の到来」と、「今の日本という国の状態」を考慮に入れますと、一刻も早く自分自身を「日本人」である前に、まず「地球人」としてとらえて、世界中でコミュニケーションの手段として使われている

英語 =「地球語」

を話す時間を毎日の生活に確保して上達させていくことが、これからの時代、ますます重要になってくると思います。

今の状態から一歩踏み込んで、『地球人が地球語を話す』という感覚を持って、「独り言の習慣」を毎日の生活の中に少しでも取り入れて、英語を馴染ませていきましょう。

コンカズ

*この記事の英語ヴァージョンは 👉 こちらから

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