英語汁 / Eigo-jiru

関係代名詞の”that”と”which”の使い方の違いの “ウヤムヤ” を、今日ここで晴らす!《英語汁 第19号》

どうも コンカズ (@konkazuk) です 。

関係代名詞っていうこの漢字5文字、なんか威圧感ありますよね。
もうこのネーミング見ただけで拒否反応というか、後回しにしたくなるというか…

今日こそはやるぞ!!! と決めておきながら、ビールを開け、ついでにYouTubeを見てしまい、もうちょっとしたら取り掛かるか… と決めておきながら結局やらない!  気がつけば布団に入っている…って、オイッ!


そんなんでは、ダメです!w 


ほっといたら、いつまでたっても「ウヤムヤ」なままです。

細胞が頭の中にまだたくさん生き残っている間に今ここで、少しでも手をつけておきませんか?

そんなわけで今回は、関係代名詞の中でも一番怪しそうな ”thatwhichの使い分けを見ていきます。


かなり簡単にまとめたので、5分以内で目を通せると思います。

とりあえず今回は関係代名詞のここをおさえて、部分的にでもスッキリしてしまいましょう。

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関係代名詞とはナンぞや?

image by Tolga Ulkan

英語を勉強している皆さんは、もちろん知っているとは思いますが、まずはじめに関係代名詞の定義をここで超手短にやっときます。

英語という言語は、日本語と違って基本的に

「そいつは犬だ。」「アタイはクツ下をはいている。」


という感じで、まず軸となる文章 (節) から先に入っていって、その後

「俺からちくわを奪った」「穴だらけの」


などの説明/情報を含んだ節を加えていく形で、文章が組み立てられていきます。

この、後から説明/情報を含んだ節 (relative clause) を加える際に、「接着剤の役割」を果たすのが関係代名詞、英語で “relative pronoun” と呼ばれています。


とりあえず ”which” は置いておいて、まずは ”that” でつなぐ!!!

image by Jess Bailey

それでは、まずはじめに 


”that”と”which”の違い に関してよくある解説で、

“which” の場合とは異なり、関係代名詞の ”that” は、、修飾する対象が「こと」や「もの」に加えて、「人」であっても適用することができる。


なんて書かれていることがありますが、この  ”which” と ”that” の違いに「人」”who” だけが取り上げられる説明、なんかキモチ悪いっスよね。

“that” の適用に「人」の場合だけ「例外」が存在するみたいな感じで覚えさせられている様で…  


まったく混乱のもとです。

image by NDE

このような問題が生じるのは、私たちが、“who” や ”which” がどんな場合に ”that” に置き換えられるか?、というふうに考えさせられてしまっているからです。




しかしながら、実はこれ逆です。

基本は 全て “that” でつなげることができて、その修飾する対象が「人」やったら ”who”  に、「もの/事」やったら ”which” に、または「時」やったら ”when” にという感じで置き換えられているのです。



例 1)

The guy that robbed the bank has been arrested.

👉 The guy who robbed the bank has been arrested.

「銀行を強盗したその男は逮捕された。」

例 2)

Remind me the exact time that I need to wake you up.

👉 Remind me the exact time when I need to wake you up.


「あなたをいつ起こしたら良いのか、その正確な時間をもう一度おしえてください。


例 3)

I’ve got a bicycle that doesn’t have any wheels.

👉 I’ve got a bicycle which doesn’t have any wheels.

「拙者は、タイヤのない自転車を持っているでござる。」


というわけで、基本 ”that” はまず関係代名詞のオールマイティーな存在である、というところをスタート地点にして、正攻法ではありませんが、

何を ”that” に置き換えられるか?ではなく”that” を何に置き換えられるか?


という風に考えていきましょう。


その “that” は “which” に置き換えられるか?

image by Chris Lawton

結局は、ここなんですね。

“which” を ”that” に置き換えるのではなく、その ”that” を ”which” に置き換えることができるかどうか?ってことなんです。

英語を「話す」っていう視点から見ると、なんかちょっと肩の荷が下りたような気分になりませんか? 関係代名詞が絡んでくるほとんどの文章が、“that” で組み立てることができてしまう、ってことなんで。


というわけで、結論から言ってしまうと、主節に登場させた「もの/事」を説明するのに使う接着剤 ”that” は、大抵の場合 “which” に置き換えることができます。

“that” と “which” のどちらを使っても良い場合


まず、文章 (sentence) の構造としては、2つの節 (clause) が関係代名詞によってくっつけられて1つになっているわけですよね。

この時に、はじめにキリだした主節 (main clause) が、関係代名詞によって次にくわえられる節に存在する情報なしでは、文章として意味を成さない場合は、”that” も “which” も両方イケます。(が、基本 “that” を使います。理由は後ほど…)


「この説明じゃちょっとピンとこない」って人も、下の例文を見ていただいたら簡単に理解してもらえると思います。👇


例えば、車で誰かを迎えに行くのに、相手にとってどの車か分かるように、「シルヴァーの色の車で迎えに行くよ」と伝える時には、


“I’ll come and pick you up with my car that has got a colour of silver.”

👉 “I’ll come and pick you up with my car which has got a colour of silver.”

話相手が待っている場所が、車の出入りが多いところだとしたら、「車の色」を伝えることは、相手がどの車かを特定できるために必要な情報ですよね。


または…

公園かどこかで、たくさんの犬のなかに自分の犬が混じって遊んでる状態で、「アンタの犬はどれ?」って聞かれた際に、

「ポツポツ模様のが、ウチの犬や」って時に…

“The one that has got dotty patterns is my dog.“


👉 ”The one which has got dotty patterns is my dog.”

この場合も、模様のことを言わないと、相手にどの犬が自分のかを伝えられないですよね。



このように、1つの文章で意図や状況を伝えるのに、2番目にくる節の情報が必要不可欠な場合は、”that” または “which” を使ってつなげます。

ちなみに、文章として意味を成すために、この関係代名詞によって加えられる必要不可欠な情報が含まれた節は、英語で “defining clause” (その節が文章を「定義づける」 “defineする” という意味で) と呼ばれます。

“which” しか使えない場合

image by mishehar

はい。


こんな場合もありますが、簡単に区別できるんで、どうかご安心を…


前回と同じ設定で、次の例文を見てもらうと…


「あなたをシルヴァーの色した車、ちなみに以前は茶色やったんやけど… で、迎えにいくよ。」

“I’ll come and pick you up with my silver car, which colour used to be brown.

「ポツポツ模様の、ちなみに生まれた頃はなかったんだけど、がウチの犬や。」

“The one with dotty patterns, which he didn’t have when he was born, is my dog.”


こんな感じですね。


上の文章の「以前は茶色やった」とか、「生まれた時には (模様が) なかった」という事実は、相手が話し手の車や犬を認識することができるのに、必ずしも必要な情報ではないですよね。

この日本語で「ちなみに」と始められる節 (non-defining clause) を加える際には ”which” が使われ、コンマによって区切られます。



もう1つぐらい例文いっときましょうか。

「この種の印刷機、ちなみにわたし8年前におんなじの買って、いまだに使ってるんやけど、もうメーカーさん作ってないんだよね。」

This type of printer, which I bought eight years ago and am still using, is no longer produced by the maker.


はい。これも太字の部分は捕捉的な情報ですよね。全然なくてもオッケーです。

image by Tommy Bond


こんな形で関係代名詞の”which”と”that”の用法について書いてきましたが…

基本的には補足的な節 (non-defining clause)を加える際に使う時以外は “that” が使われる傾向にあります。


特に日常会話では、正直なところ、ほぼ ”that” が使われているといって良いでしょう。

僕のまわりでも、補足的な部分以外で、”which” が使われるのは正直なところあまり聞かないですね。


まとめ


と言うわけで、以上のことをまとめると、こんな感じです。

  • まずは基本 ”that” は関係代名詞のオールマイティーな存在であり、何にでも使える。と覚えておいて、そこからくずしていく。
  • 何を ”that” に置き換えられるか?ではなく、”that” を何に置き換えられるか?で考える。
  • 意図や状況を伝えるために、必要不可欠な情報である場合は、”that” または “which” を使ってつなげることができるが、補足的な情報を加える際に使う時以外は、基本的には “that” が使われる。
  • ”which” しか使えない場合は、「ちなみに」ではじめることができる補足的な情報を差し込むときのみで、この場合は、コンマによって区切られます。


この他にも、”that” しか使えない場合に、

  • はじめの節に最上級の形容詞が含まれてる。
  • はじめの節に、”every”, “all”, “no”, “everytning” など「全て」の意味が含まれる形容詞、または代名詞が含まれている場合。
  • 動物と人とを一緒にくくる場合。。


などがあるのですが、結局のところ “additional” (付け足しの) な情報を差し込むとき [文章で扱う場合はコンマで区切る] 以外は、”which” が使われることは滅多にありません。

英語で日常会話をする場合は、ほぼ “that” が使われるという事実を考慮すると、普段から “that” を使用するクセをつけておけば、正直 「”that” しか使えない場合」のことなど、考えなくても良くなります。



以上が、「関係代名詞の “that” と “which” の使い分けに関して」でした。


それではまた。

コンカズ

*この記事の英語ヴァージョンは 👉 こちらから

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