英語汁 / Eigo-jiru

英語の現在進行形と現在完了形で独り言をつぶやく!《英語汁 第10号》



こんにちは。

どうも、コンカズ (@konkazuk) です 。

皆さん、今日も自分だけの空間を使って、ブツブツやってますか?


独り言英語で「自分の行動・思考をライブ中継」していく際には、主に3つの時制

「未来形」

「現在進行形」

そして

「現在完了形」



が使われると述べました。




前回の記事で「未来形」について触れたので、今回は残りの二つである「現在進行形」「現在完了形」を見ていきます。


それではいってみましょう!


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現在進行形

image by Karsten Winegeart

まずはじめに、私たちが学校で英語を習いはじめた頃のことを思い出してみると、当然のことながら「現在進行形」よりも先に、「現在形」を教わりますよね。

現在形というのは、基本的に「事実を伝える」という役割を持っているだけなので、I am hungry.「腹が減った。」、I feel sick.「気分が悪い。」など “自分の現在の状況” 、または「私は毎日朝6時に起きる。」、「私はジャズを聞くのが好き。」といった、あなたの現在の “活動、事実、習慣など” を言及する際の使用に限られてきます。

しかしながら、実際の会話となってくると、その時の状況や人の意思が絡んでくるため、基本的には「現在形」よりも “be + 動詞のing形” を用いた「現在進行形」や、”will” や “be going to ” を用いた「未来形」の方がより多く使われることになります。


例えば、「リンゴを食べる」ことを話すとなると、



I’ll eat an apple.


または 



I’m going to eat an apple.

という感じで、未来表現の形では頻繁に使われますが、現在形となってくると、



Do you eat apples?

「あなたはリンゴを食べますか?」 


と、人に聞かれた際に、



Yes, I eat apples.

「はい、私はリンゴを食べます。」


のように、「リンゴを食べるという事実」を伝える時以外では、それほど日常的に使われる機会はありません。


ついでなんで、この「リンゴを食べる」という行為を例にとって進めていきましょう。

image by Louis Hansel


私たち人間が何か行動するときは、基本的には次の段階を踏んでいると思います。



① 〜するぞ!

② 〜している。

③ 〜してしまった。
 

これらを「リンゴを食べる」という行為に当てはめていくと…



I’ll eat an apple. or I’ll have an apple.
    
⬇︎

I’m eating an apple. or I’m having an apple.

⬇︎

I’ve eaten an apple. or I’ve had an apple. or I’ve finished eating an apple.


という風に、



「未来表現」➡︎「現在進行形」➡︎「現在完了形」


の順番に事が運びます。

話が少し横にそれていますが、日常会話に使われる3つの時制の中に、なんで「現在進行形」がピクアップされて「現在形」はないんだろう?という疑問を持った方への説明でした。

image by Jon Tyson


ということで、「現在進行形」を見ていくわけですが、おそらくこの3つの時制の中では、一番 “straightforward”(単純でわかり易い)な形となります。

本当に、今まさに自分がしていることを(be + 動詞のing形 )で伝えるのみです。



とりあえずは、カタチに慣れるためにも細かいことは気にせずに、これらの例文を声に出して読んでいってみてください


I’m thinking.
「私は考えている。」


I’m thinking about what happened today.
「私は、今日起こったことについて考えている」


I’m wondering how I can explain about what happened today in English.
「私は、今日起こったことについて、英語でどのように説明できるか考えている。」


I’m not thinking about anything at all.
「私は何も考えていない。」


I’m wondering if they have arrived home safely.
「私は、彼らが無事に家に着いたかどうか考えている。」


I’m walking.
「私は歩いている。」


I’m walking to the bus stop.
「私は、そのバス停に向かって歩いている。」


I’m listening.
「私は、聞いている。」


I’m not listening to you.
「私は、あなたの言ってることなんて聞いていない。」


I’m listening to music.
「私は、音楽を聴いている。」


I’m listening to their conversation.
「私は、彼女たちの会話を聞いている。」


I’m talking.
「私は、話している。」


I’m talking to myself.
「私は、自分に話しかけている。」


I’m talking to myself in English.
「私は、自分に英語で話しかけている。」


I’m standing.
「私は、立っている。」


I’m standing alone.
「私は、1人で立っている。」


I’m standing alone in this horrible weather.
「私は、このひどい天気の中を1人で立っている。」


I’m brushing my teeth.
「私は歯を磨いている。」


I’m preparing for my dinner.
「私は晩飯の支度をしている。」


I’m trying to learn to play the guitar.
「私はギターの弾き方を覚えようとしている。」


I’m trying to understand what he really meant.
「私は、彼が言ったことが本当は何を意味するのか理解しようとしている。」


I’m trying to lose my weight.
「私は体重を減らそうと頑張っている。」

I’m giving up!
「もうあきらめよ。」


I’m not giving up!
「あきらめてないよ。」




主語が自分でない場合は…


The water is boiling. or It’s boiling.
「お湯が沸いている。」


It’s leaking from the ceiling.
「天井から雨漏りしている。」


My head (shoulder, stomach) is aching.
「頭が(肩が、お腹が、)ズキズキしている。」


The alarm is going off.
「アラームが鳴っている。」


The fan is making funny noise.
「その換気扇は、変な音をたてている。」


The typhoon is approaching.
「台風が近づいてきている。」

image by Momoko Morita


The colour is turning to red.
「色が赤色に変化している。」


The dog is barking.
「その犬は吠えている。」


とまぁ、どんなことでもいいので自分がその時点でまさにしている事、身の回りで起きている事などを、心の中ではなく、しっかりと声に出して表現していきましょう。



スピーキングが上手になりたいのであれば、まず声を出さないことには何もはじまりません。

あとは前回の記事【英語の未来表現 】3つのカタチを頭に入れて使いこなす!!!《英語汁 第9号》の中の③の場合と合わせて理解できたら、とりあえずのところは「進行形」はバッチリです。

現在完了形

image by pawel czerwinski

はい。それでは先ほど説明した、私たちが何か行動するときの最後の段階、③の「〜してしまった。」となる、行動が完了したことを表現する際の「現在完了形」を見ていきます。

義務教育の際に、学校で習ったとは思いますが、忘れてしまった人も何人かいると思うので、ここで少し復習しておきましょう。



はじめに断っておきますが「現在完了形」に関しては、4つの用法(完了、経験、結果、継続)を学校で教わったと思いますが、ここでは、


「〜してしまった。」

または、

「〜したところだ。」


という、”今までしていた動作などをやり終えたことを表現する” 「完了」だけにしぼってやっていきます。

というわけで、残りの3つの用法(経験、結果、継続)に関しては、今回は忘れていただいて結構です。

(また別の機会をもうけて、説明させていただきます。)

image by Adam Winger

「現在完了形」とは、基本的には名前の通りなのですが、この用法自体がわかりづらいと感じる方は ”過去”、または ”現在” をそれぞれ時間の流れの中の「点」(時点) として捉えていただくと、わかりやすくなるかと思います。

ある過去の時点から始まって続いていたことが、現在の時点で完了したことを表現


するのが「現在完了形」となります。



そして、文の構造としては、


have (has) + 動詞の過去分詞


のカタチで表現されます。



例えば、(あまり良くない例かもしれませんが、わかり易いと思うので…)

過去のある時点で生まれたおじいちゃんが、息子の目の前で「むっ…息子よ… あとは… 後は任せたぞっ… バタンッ。」というように、今ちょうど息を引きとったとしたら、

He has just passed away.

(pass away = die のポライトな言い回し)と、現在完了形となります。

現在完了形では、justalready が一緒に用いられることが多いです。


image by Peter Buck


これに対して、「過去完了形」(ここでは深く触れませんが、比べてみると理解しやすいかもしれないので… )は、

ある過去の時点から始まって続いていたことが、その後のある過去の時点で完了したことを表現


するのに用いられます。



そして、


had + 動詞の過去分詞


のカタチで表現されます。

人の命で例えると分かりやすいので、またおじいちゃんを登場させてしまいますが…(過去のある時点で生まれた)おじいちゃんのところに、何度電話をしてみても連絡がとれないので、直接家を訪ねてみる(現時点)と、おじいちゃんは息を引きとっていました。

image by BkrmadtyaKarki

(現時点)から見てみると、おじいちゃんが亡くなったのは、10時間前であろうと、3分前であろうと、(過去のある時点) になります。ということで…



When I visited his house, he had already passed away.


という過去完了の形で表現することになります。


現在完了形を使った例

image by Tumisu

ブツブツと呟いていく上で、皆さんが戸惑うポイントは、はてここで「現在完了形」を使うべきか?それとも単に「過去形」を使うべきか?というところだと思います。

もう一度言いますが「完了形」は、「今のいままであなたがその行為をしていた」ということがポイントになります。




例えば、あなたが誰かに一生懸命メールを書いていて、書き終えた今、ちょうど “ポチッ” と送信ボタンを押したところであれば…


Phew. I’ve sent an email at last!
「フュ〜。ついにメール送信完了!」

“受け身”で言うとしたら…

The email has just been sent!
「Eメールは、ちょうど送られた!」

と、言うことができます。

“Just” は、「完了形」では頻繁に使われるので、「ちょうど感」 を感じたら、have (has) の後ろにくっつけるように癖にしてしまってもいいかもしれないですね。




次いきます。

午前中に、あなたのところに荷物が届けられることになっていて、まだか、まだかと待っていたところに、ドアベルが鳴って配達員の人があなたの荷物を脇に登場。


The delivery has just arrived.
「ちょうど荷物が届いた。」

やっと感」を出したいのであれば、先ほどの “at last” や “finally” を使って、

The delivery has finally arrived!
「やっと荷物が届いた!」

と、しても良いですね。


洗濯機から洗濯終了の合図の音が “ピーッ、ピーッ” と聞こえます。

image by engine-akyurt


The washing has just been done!
「洗濯がちょうど終わった。」


ケータイの充電が100%になったのを確認したところで…

My mobile phone has been fully charged.
「私のケータイはいっぱいいっぱいまで充電された。」




運転免許証をチェックしたら、なんと有効期限が昨日までだったとしたら…

My driver license has just expired!
「運転免許証の期限がちょうど切れた。」




否定文もいっときましょうか…


フライパンの中のチキンの焼け具合をチェックしてみたら、まだ身が赤い。

image by Michael Shivili


The chicken has not been cooked yet.
「まだチキンは焼き上がっていない。」




さぁ、寝よっかなと思ったら、宿題を終わらせていないことに気がついた。

Oops! I haven’t finished my homework yet!
「おっと、まだ宿題終わらせてないやんけ!」




「完了形」の肯定文で、



just” 「ちょうど〜しちゃった。」

already“「もう〜をやってしまった。」



が使われるのに対して、否定文では「まだ、〜していない / 終わっていない。」という形になるので、この 「まだ」を意味する


yet

がよく一緒に用いられます。





I haven’t taken a shower yet.
「まだシャワーを浴びていない。」


I haven’t told her the truth yet.
「僕はまだ彼女に事実を伝えていない。」


I haven’t brushed my teeth yet.
「まだ歯を磨いていない。」


I haven’t bought my ticket yet.
「まだチケットを購入していない。」


I haven’t made a payment yet.
「まだ金を払っていない。」



という感じですね。


それともう1つ…

ちょっと前の「宿題」の文章にもでてきましたが、「完了」を表すということで、完了を表現する動詞、”finish” や “complete” などの動詞も、よくいっしょに使われることを頭に入れておきましょう。

image by Siggy Nowak


I have finished my lunch.
「ランチを終わらせた。」


I have finished all my exams.
「すべての試験を終わらせたよ。」


I haven’t finished my beer!
「ビールを終わらせていない!」


I have just completed this book.
「ちょうどこの本を終わらせたところだ。」


I haven’t completed my task yet.
「まだ仕事を終わらせていない。」


〜することを終わらせた。」という形にしたいのであれば、動詞を現在分詞 (-ing 形) にして名詞化」させた後、have + 過去分詞 (finished/completed) の後ろにくっつけて表現することができます。




先ほどの例を用いてみますと…

I have finished eating my lunch.
「ランチを食べ終わった。」


I have finished doing all my exams.
「すべての試験をやり終えたよ。」


I haven’t finished drinking my beer!
「ビールを飲み終えていない。」


I have just completed reading this book.
「ちょうどこの本を読み終えたところだ。」


I haven’t completed doing my task yet.
「まだ仕事をやり終えていない。」

となります。


というわけで、今回は以上となります。

前回の「未来形」(今から〜するぞ)と、

今回の「現在進行形」(今ちょうど〜している)、

そして「現在完了形」(ちょうど〜してしまったところだ)

を自分の日常の行動と照らし合わせながら、毎日ブツブツと声に出して、スピーキングスキルをコツコツと鍛えていきましょう。

image by Deniz Altindas



これらを独り言で続けていけば、スピーキング力を大幅に、そして確実にアップさせることができます。



それではまた。

コンカズ



*この記事の英語ヴァージョンはこちらから

👉 Present continuous & Present perfect with example sentences for self-talk! 《Eigo-jiru vol.10》

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