英語汁 / Eigo-jiru

3段階で進める ”独り言英語” のやり方! 《英語汁 第14号》



どうも コンカズ (@konkazuk) です 。

今回の記事では、「独り言英語」のやり方について解説していきます。

みなさんの中には、独り言英語は「独学」でできる、 とは言われても、


「具体的な進め方がわからない」 

あるいは、

「どこでやんの? そんなんやってるところをもし人に見られたら(聞かれたら)恥ずかしいやん!」

っていう考えが、頭によぎる人もたくさんいるかと思います。

ということで、今回は、実際に「独り言」で英会話をやっていく方法を、3つの段階にわけて説明していきます。

スポンサーリンク

phase ① ポイント、ポイントでつぶやくやり方。

image by minh-pham

はい。基本的には、やっぱり家の中でやっていきます。(まぁ、当然ですよね。)

一人暮らしをされている方は、特に、周りに人がいるかどうか?、っていうことを気にしなくて良いので、最適な環境を持っていると言えます。

誰かと一緒に住んでいる場合は、相手とかち合わない時間と場所をチェックして行う、または相手との付き合いが長い場合は、もう開き直って、自分のやることをはじめから白状しておく、という手もあります。

どうやってはじめる?


まずは何事も習慣化です。


と、言いたいところですが、何かを習慣化させようとしていきなり飛ばすと、見事に失敗します。w 

そんなわけで、はじめの頃は、“1日のこんだけの時間を英語でしゃべったるわー!” と、気合を入れ過ぎるよりも、

日常生活のポイント、ポイントに焦点を絞ってやっていく


やり方をオススメします。



ポイントとしては

  • 朝、目が覚めた時。
  • 時計を見た時。
  • 冷蔵庫を開ける前。
  • メシを食うとき。
  • 窓の外の天気をチェックした時。
  • ウンコをするとき。
  • 郵便物を開けたとき。
  • 寝る前に目覚ましをセットをするとき。



などが、個人的にはあげられますかね。
これらが、短いフレーズを口から出すチャンスではないでしょうか?


そうです!「短いフレーズ」これが大事です。



窓の外を見て、

”Damn! It’s raining again.” 

「クソっ、また雨かよ〜。」


郵便物を開けて、

”Oh no. It’s broken, isn’t it?” 

「何、これ壊れてるやん!」

メシ食ってるとき、

”Oh my god, this tastes so yummy!”

「うわ、何コレ。めっちゃウマッ!」



あとは、壁にかかっている時計を見て時間をチェックする際に、いちいち「何時何分」と英語で口にしてみるとか…

“It’s quarter to eleven,now.”


「現在は、10時45分。」

(時間の表現の仕方はいろいろあるので、慣れておくと後が楽ですよ。)


こういう短いつぶやきを攻略していくことの積み上げが、あとで報われることとなります。

というわけで、長い文章をしゃべる必要なんて、どこにもありません。


これらのポイントを抑えておいて、毎回そのポイントに来たら、そこで自分が思ったことを英語で声に出してみる。


この作業を、自分の生活習慣に取り入れることができたら、あなたの英語の「反射神経」は、何ヶ月後かには、かなり鍛え上げられていることでしょう。

一人称からはじめる

はい。「独り言英語」には “想像の中の相手と会話する” というテクニックもありますが、いきなりこれをやるのは個人的にはオススメしません。

image from Artezio

これはどちらかと言えば、中級から上級者向けですかね。
誰かとしゃべっている、という時点ですでに「独り言」を脱していますしね…

ということで、

始めは自分 “I” (または “We”)を主語とした文章で攻めていく方が、自然に入っていけると思います。


違和感を感じながらやるものは、長続きしません。

まずは時間よりも回数!


始めは、今日は何時間頑張ったかよりも、1日にどれだけの短いフレーズを口から出したか?ってことが、成長できるかどうかの「鍵」となります。

というのは、たくさん吐き出していくうちに、“この場合には、こんなフレーズを使う” っていう、ある種のパターンが、回数に比例して、脳ミソに張りついてくるからです。

そして脳ミソにパターンが張りついていくと、今度は、「日本語で考えたものを英語に翻訳する」という作業が、徐々に減っていき、「英語で考える」という脳ミソに変化していきます。


なんかドキドキしませんか?

単語よりもフレーズに気をくばる!


「独り言英語」を始めるのに語彙力は、あまり必要ありません。

英単語の本なんかで、めったに使わない英単語を覚えることに、ムダな時間とエネルギーを費やすよりも、日常の中で使われる語彙を拾っていく方がよっぽどか効率的です。

「独り言英語」をやっていく中で、「ん?これってどうやって言ったらええん?」という感じで、つまずいた時に調べる単語こそが、あなたの生活に必要な英単語です。

というわけで、英単語の本に投資するってのは、あまり個人的にはオススメできませんが、フレーズを覚えるための本をのぞいてみるってのは、アリだと思います。

“フレーズを覚える=パターンを学ぶ”


ってことになるんで。


ちなみに、日常会話で使われる簡単な英語のフレーズを「型」として覚えたい方は、僕が実際に色々読んだ中で、これなら挫折しないだろうってのを、5冊ほど選んで紹介している記事があるので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。

日常英会話で使えるシンプルなフレーズが詰まった本5冊を紹介!(英語は単語だけで覚えても使えません)
目次 / 1. 英単語の本にサヨウナラ 2. 英単語も、会話に使えるパターンも、「フレーズ」で覚える! 3.「使えるフレーズ満載」オススメの5冊!


phase ② 1日のうちのある一定の時間を英語で過ごすやり方。

image by Nick H

はい。理想としては、このステージに入る前に ”ある程度の短いフレーズが反射的に出てくるようになっている状態” が良いです。

しかしながら、文法などが間違っていても、この時点では全然かまいません。

口から反射的に、なんらかのカタチでフレーズが出てくることが何よりも大切です。


一定の時間を英語で過ごすってことは、「その間に自分が思ったこと、または起こった出来事を、すべてを英語でつぶやく」という段階に入ってくるので、学習のレヴェルもかなり広範囲に及ぶことになってきます。(= 大量のインプットも必要になります。

その内容は、“その間に自分が想像すること、計画すること、振り返って思うこと”、なども含まれてくるので、英語脳をフル回転させなければいけません。


とは言え、恐れることはありません!

image by vidi drone



つぶやきなんてものは、基本的には、短いフレーズがほとんどですし、少々長いフレーズも、所詮は短いフレーズの組み合わせ、という場合がほとんどです。

ただ、短いフレーズ同士をくっつけるために必要な、「接続詞」や、「関係代名詞」そして「時制の一致」などといった文法的なものを試行錯誤しながら学んでいくのも(インプットするのも)、このステージとなります。


よって、かなり鍛えられます。

これらの経過を、常に声に出してアウトプットしているわけですから、インプットのみの学習しかしていない人たちとは、ここで大きな差が生まれてくるわけです。


このステージをある程度の期間続けていくだけでも、もちろん日常会話レヴェルに達することはできるのですが、

さらにここで、海外の英語学習YouTubeチャンネルなんかと合わせて学んでいけば、英語での言い回し以外にも、リスニングや発音も改善できるので、鬼に金棒です。


さらに、自己投資する余裕がある方達は、こうやって「独り言英会話」で鍛えたものを、オンライン英会話を利用して、実際の相手との会話にぶち込んでいけば、もう、時代とともに、だんだん規制なども厳しくなってきた「留学」なんて、特に海外に住みたい、という目的がないのであれば、無理してする必要なんかないんじゃないですかね、正直。


どうりで最近は、海外に住んでいなくても、英語を上手に話せる、という方達が出現しているわけです。

 phase ③ 想像上の相手と話すやり方。

image by matteo-maretto

“英語で口喧嘩ができるようになれたら、あなたのスピーキングのレヴェルは一人前”

とは、よく言われますが、まさにその通りだと思います。

しかしながら、白状しますと、僕もまだこのレヴェルには達しておりません。

友達同士での口論の場合は、相手が容赦してくれるので、言葉を返すことはできますが、赤の他人で、しかも地方訛りの英語で、ものすごいスピードでこられたら、もうお手あげです。ハイ。w

口論は、即座に対応できる頭の回転、 話すスピード、とっさの言い訳、憤慨した相手の話を理解する耳など、スキルのオンパレードです。


ただしこれも、ある程度は、「独り言」で鍛えることは可能です。

とはいえ、かなりの想像力が必要とされますが…

image by Tumisu

一番手っ取り早いのが、口論をした日、または仕事先で嫌なことがあった時などに、まだ自分の感情が “ホット” なうちに、家に帰って、「あん時こう言っときゃよかったフレーズ」(w) を「独り言」で色々とブチまけることですかね。w 


シャワーなんか浴びながらやると、なぜかスピード感も増したりします。(これは僕の場合ですが… w)

あとは、

映画やドラマでの口論のシーンの再現。

別にいまは、「口論」をトピックとしてあげていますが、内容は実はなんでもかまいません。
要は主人公になりきって、とらえた状況の一部を勝手にエスカレートさせていけば良いのです。(ワインやウイスキーなんかで、気持ちを盛り上げるってのもアリですね。)

やったことはないですが、刑事と犯人なんかは、どちらになっても面白いと思います。
アブストラクトな場面での状況を説明するって、かなり難しいかもしれないですけど…


ほかに…

自己紹介なんかも、個人的には相手を想像してやった方が、リアリティが出ます。

友達の知り合いに自分を紹介するのと、仕事関係で自分を紹介するのとは、また状況が変わってきますしね。

というわけで「独り言英語」を3つの段階に分けて説明してきました。

実は、今回このブログを始めたと同時に、僕自身も再び、さらなる上達を目指して「独り言英語」を始めています。

家庭を持った後は、20代の頃のように色々と出歩く機会がなくなり、毎日が社畜の生活サイクルで進んでいく日常は、子供たちと英語で接する時以外での、毎日のコミュニケーションに限りが出てきます。

そこで再び手を出してみた「独り言英語」。

毎日ほんの少しの時間しか割くことができませんが、それでも成果を感じとることができます。



オススメです。ぜひトライしてみてください。

それではまた。

コンカズ

*この記事の英語バージョンは 👉 こちらから


タイトルとURLをコピーしました