Music from Africa

【Babatunde Olatunji】 アフリカの音楽 その①



どうも コンカズ (@konkazuk) です 。


アフリカは暑い! そして ”熱い” と言えば、

アフリカの音楽だ!!!

photo by Nathaniel Tetteh

このシリーズでは、ここしばらくの間、僕がハマりにハマっている「アフリカのミュージシャン」について紹介していこうと思います。


若い頃は主にロックやブルース、または、リズム&ブルースなんかをメインに聞いていたので、アフリカのミュージシャンと言えば、Fela Kuti を数回聴いた程度で、他はほぼ何も知らなかったと言うのが正直なところ。

ところがインターネットの普及以来、YouTubeを通じていろんな音楽がアクセス可能に…
 

そんな中、すごく新鮮に感じたのが、アフリカはナイジェリア出身のミュージシャン


“Babatunde Olatunji“
(ババトゥンデ・オラトゥンジ)

によるデビュー作

“Drums of Passion”!!!

白熱のパーカッション + 彼のボーカルとバッキングボーカルの活気ある掛け合い (英語で “chant” と呼ばれる?) が、僕がアフリカ音楽に求めていたイメージに、ドンピシャにマッチング!!!

思わずLPを購入して、一気に大ファンになってしまいました。

と言うことで今回は彼の最初の3枚のアルバムを紹介していきます。

photo by Bill Wegener
スポンサーリンク

“DRUMS OF PASSION”

ということで、まずはコロンビアレコードからリリースされた、彼のファーストアルバム

“Drums of Passion”
(なんと1959年録音!)

アフリカの民族音楽はいろんなレコード会社から、たくさんの音源がリリースされていますが、大抵のものがストリートミュージックをライブ録音したもの。

これらの録音を音質的に受け付けられない方々もいるかもしれませんが、はその類のものではありません。


と言うよりも、かなりポップな仕上がりになっていて、実際のところ、

アフリカンミュージックを初めてアメリカやヨーロッパでポピュラーにしたアルバム


と言われています。

カントリーミュージックでいえば、モンローブラザーズはちょっとキツイけど、ハンク・ウィリアムスだったら聴けるって感じですかね。


とにかく完璧です。

まず、レコードの針を落とした瞬間に、あなたに太陽が照りつけます!!!

photo by Sofi Layla

確かに “熱” を感じるのですが、全ての曲が打楽器とボーカルの掛け合い, またはパーカッションのみで構成されているので、どちらかといえば、爽やかともいえます。

変に感情的なボーカルや暑苦しいギターソロなんてのは入っていません。


ショボい曲はひとつも入っていないからはっと気がつくと聴き終わっている。

ええっ、もう… そんじゃもう一回行っとこうかな。ってな感じで、2周目もありですかね。w

photo by Andrew Liu

と言うわけで、このパーカッションとボイスの掛け合いを聞けばやる気が湧き上がってくること間違いなしです!!!


興味がある方は、下のリンクからどうぞ。気分を大きくするには、超オススメです!

“ZUNGO! AFRO – PERCUSSION”

2枚目のアルバム。

一曲目のイントロから、アフロ感があなたにストライクします。

このアルバムには、たくさんのゲストミュージシャンがクレジットされています。基本的なスタイルは1枚目と変わりませんが、ホーンが入っているので雰囲気がちょっと変わりますかね。

…とは言っても1枚目と同様、相変わらず太陽の日差しは強いです。w

photo by Ninno Jack Jr


このパーカッションにホーンが入っているのを実際に聞く事によって、”コルトレーン” (John Coltrane) が、オラトゥンジの音楽に感化されたと言われるのもわかるような気がしますね。


「おおっ、こんなパーカッションをバックに俺もインプロヴァイゼイションしてみてぇー!」みたいな… 

(しかめっ面のエルヴィン・ジョーンズを横に… w)

ちなみに彼のアルバム “Coltrane” に入ってる曲 “Tunji (Toon-gee) ” は、オラトゥンジに捧げられた曲です。


photo by David Tomaseti

2曲目の ”ZUNGO” (アルバムのタイトル曲) のイントロなんか聞くと、”マリオン・ブラウン” (Marion Brown)あたりなんかも影響受けてんのかな? とさえ感じます。

リラックスできると同時に、世界に大きく包まれているような感覚に陥る素敵なアルバムです。


ちなみにこちらは、アナログ盤となります。👇

“FLAMING DRUMS”

さて、最後はジャケットもカッコイイ3枚目。

太陽の日差しは衰えません。


よってダンスも続行です。w

photo by Ray Rui

はて、一曲目の、“Abana”って曲、どっかで聞いたような?


…と思っていたら、思い出しました。


2枚目のアルバムにもゲスト出演している、アジア系音楽のヴァイブをジャズと融合させたことで有名な “ユセフ・ラティーフ” (Yusef Lateef) が、”Jazz around the world”ってアルバムでこの曲を取り扱っています。

(なんか発見できてラッキーな気分 ♫)


このアルバムにもホーンは入っていますが、音的にはゲストミュージシャンの数が2枚目とくらべて少ない分、どちらかといえば一枚目に近い感じですかね。

photo by Pawan Sharma


ポジティブエナジーが爆発しています。

ダンサー達が、高速でケツを揺らして発電しているのが目に浮かびます。



枯れかけていた植物も、元気を取り戻して太陽に向かって“シャキーン” となるに違いありません。

(いや、必要なのは恐らく水?)

ヘコんでいるヒマなどこれっぽっちもありません。

どないですか? 皆さんもオラトゥンジのドラムから湧き出てくるアフリカの太陽の熱パワーをいただいてみては?

photo by Henrik Hansen

ちなみに、下の輸入盤では、今まで紹介した3枚のアルバムがセットになっています。👇👇👇

それではまた、次の機会に…


コンカズ

*この記事の英語ヴァージョンは 👉 こちらから

タイトルとURLをコピーしました