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英語のスピーキング【否定文】徹底練習でキッパリ断る!《英語汁 第26号》


どうも コンカズ (@konkazuk) です 。

今回の記事では初心にもどって、英語の基本的な「否定文」をチェックしていきます。

自分にとって ”Yes” ではない物事を、ちゃんと否定することができるって大事なことですよね。


否定と言えば、僕がまだ英語がチンプンカンプンの状態でロンドンに住みはじめた頃、当時「Noと言えない日本人」みたいな本を読んでいて、洗濯機の修理に来てくれたエンジニアを3日連続「No!」で門前払い、フラットシェアをしていたイギリス人たちに白い目で見られたイタイ記憶がいまだに新鮮に残っております。


否定は大事です。W

とまぁ、ふざけるのはこの辺までにしておきまして、ここからの内容は超真面目です。

僕のブログでは、スピーキングの上達を目的としていますので、たいしたことないレヴェルの例文でも必ず「声に出して」読んでいってください。



それではいってみましょう。

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not を使った基本的な否定文

image by Karsten Winegeart

否定文とは言っても、時制とか種類とかいろいろ絡んでくるので、とりあえずはスピーキングにおいて、普段から最も使われているシンプルな表現から、ボチボチやっていきましょう。

ここでは、独り言で話しながら英語のスピーキングを鍛えていくことがメインとされているため、たいていの例文は “I” から始まっています。

一般動詞の前に don’t (do + not) 

image by Jasmin Sessler


まずは、日常で一番よく使われるカタチですね。

いきなり例文からいきます。

「嫌なものは嫌だ!」「無いものは無い!」という気持ちをこめてハッキリと言っちゃってください。w


don’t like it! 
「好きじゃない!」

don’t have it!
「持ってへん!」

don’t want it!
「いらへん!」

don’t want to do that!
「そんなんしたない!」

don’t know about it!
「そんなこと知らへん!」


don’t の の音は聞こえなくてオッケーですが、t を取り除くというよりは音がサイレントになってる、または空席になっている感があるのがベストですね。

音楽でいったら t の部分がスタッカートといった感じでしょうか。

こうやって否定の文をまとめて話すと、ストレスが溜まっている人の中にはスッキリする人もいるかもしれません。これを実際の場面でもちゃんと言えるように何度も練習しましょう。

(日本語訳の主語はあえて臨場感を出すために省いてあります。)

ちなみに、You、またはThey が主語の時も同じように don’t (do + not) 
He, She, It, が主語の場合は、doesn’t (does + not) が使われます。

一般動詞の前に didn’t (did + not) 

image by Margarita Kosior

おんなじ文章で過去形も言っときましょうか。


didn’t like it!
「私はそれが好きじゃなかったのよ!」

didn’t have it!
「私はそれを持っていなかったわ!」

didn’t want it!
「僕はそんなん欲しくなかった!」

didn’t want to do that!
「僕はそんな事したくなかったんだよ!」

didn’t know about it!
「私はそんなこと知らへんかった!」

場合によりけりですが、過ぎてしまったことなので、少々感情のトーンが下がりますかね。w

ちなみに過去形の場合は、主語がYou, They, He, She, It のどの場合でも、didn’t (did + not) が使われます。


さらにキッパリと断る際には、do + not,  did + not というように切り離して、not に力を込めて発音します。



I do not like it!
「好きちゃうねん。」

I do not have it!
「持ってへんっちゅーねん。」

I did not want it!
「そんなん欲しくなかってん!」

I did not want to do that!
「そんなんしたなかってん!」

わたしは〜ではない。I am + not 〜

image by Michael Sala

I am + not 〜,「わたしは〜ではない」ってことで、〜の中にはあなたの状態をブチ込んでやります。


例外はもちろんありますが、基本は形容詞、またはストレートに名詞が入ることが多いです。


そんでもって I am は、たいてい短縮されてI’m のカタチで使われます。



I’m not
 happy with (about) this.
「私はこれに関しては、ハッピーじゃないね。」

I’m not hungry, yet.
「僕はまだ腹は減ってない。」

I’m not good at playing tennis.
「私はテニスをするのは得意じゃない。」

I’m not interested in what you are offering me.
「あなたがオファーしてくれているものには、私は興味がない。」

I’m not completely disappointed with the result.
「僕はその結果に、全くガッカリしているわけではないよ。」

I’m not you!
「私はあなたじゃないわ!」

I’m not a machine!
「僕は機械なんかじゃない!」

I’m not there, yet.
「僕はまだそこにはいてないよ。」



ってな感じでしょうか。not が単体で使われているので、don’t よりも強く聞こえますね。

You、またはThey が主語の時は、 aren’t (are + not) 
He, She, It, が主語の場合は、isn’t (is + not) が使われます。


ところで、ちゃんと声出してますか?

過去形  I wasn’t (was + not)

image by Marco Lastella

過去形は I was + not 〜 のカタチ。


今度は wasnot とくっついてwasn’t となります。


wasn’t happy with (about) that!
「私はそれに関してハッピーではなかった!」

wasn’t hungry, yet.
「僕はまだ腹は減っていなかった。」

wasn’t good at playing tennis.
「私はテニスをするのは得意じゃなかった。」

I wasn’t interested in what you were offering me.
「あなたが私にオファーしてくれていたものには、私は興味がなかった。」

wasn’t completely disappointed with the result.
「僕はその結果に、全くガッカリしていたわけではなかったんだよ。」


過去形は、主語が You, または They の場合は weren’t (were + not) 、He, She, It の場合は、I の場合と同じで wasn’t (was + not) が使われます。

なおネイティブが話すとwas の音が「ワズ」というよりも「ヲズ」と聞こえるのは、 wの音を発音する際に、口をしっかりすぼめているところからはじめているからです。


これも意識しながら発音すると良いでしょう。

わたしは 〜できない。I can‘t 〜 / I cannot 〜

image by Jen Theodore

「〜することができない。」ってのも日常で使う機会大アリです。


“ごはんですよ” のフタが「ぬぁ〜っ!どうしても開けられねぇ〜!」ってやってますよね。w

can’t open this!
「これ、開けられねぇ〜!」

can’t do this!
「俺にはでけへん!」

can’t call her now!
「今は彼女に電話でけへんわ!」

can’t fix it!
「直せへん!」

can’t sleep!
「寝られへん!」

can’t wait!
「待たれへん!」

感情がこもってる文章は、短めですよね。


この後はたいてい “(It’s) Because ~” 「なぜなら〜」といった感じで、その理由を表す文章が続きます。

できる人は想像をふくらませて、そこまでボソッてしまいましょう。


それと、can’t の発音は、イギリス英語とアメリカ英語の違いがわかりやすいところですね。


おもしろいYouTube付きの記事があったので興味のある方は下のリンクからどうぞ。

👉 Simple English videos / How to say Can and Can’t in British and American



そしてさらにもう1つ。


can’t と cannot の違いですが、can’t の方がインフォーマル、cannot の方がフォーマルよりですので、真面目なところに提出する文章では cannot を使いましょう。

現在進行形の否定文

image by Rhand McCoy
am + not + 動詞の現在分詞(〜ing)

現在進行形の否定は、シチュエーション的には恐らく「今〜してる?」って質問に対して、「〜してへん。」って答えるのが普通だと思うんで、独り言としてはそこまで使う機会はないかもしれません。


… が、とりあえず見ていきましょう。



I’m not doing very well.
「あんま調子よくやってないね。」

I’m not taking it seriously.
「私はそれを真剣にとらえていない。」

I’m not thinking about what he said at all.
「彼の言ったことなんてまったく考えていない。」

I’m not listening to her. 
「僕は彼女の言うことを聞いていない。」

I’m not looking after myself.
「私は自分の面倒を見ていない。」


とまぁ、こんな感じですかね。

was + not + 動詞の現在分詞(〜ing)

現在進行形で否定文となると、どちらかと言えば、後悔している時などに過去をふり返って「〜していなかった。」とつぶやく場合のほうが多いのでは… ?


wasn’t doing very well.
「あんま調子よくやってなかった。」

wasn’t taking it seriously.
「私はそれを真剣にとらえていなかった。」

wasn’t thinking about what he had said at all.
「彼の言ったことを全く考えていなかった。」

I wasn’t listening to her. 
「僕は彼女の言うことを聞いていなかった。」

wasn’t looking after myself.
「私は自分の面倒を見ていなかった。」



あとは、近い将来に確実に起っていること、わかりきっていることなどを表現する際に be + doing のカタチが使われますが、これも否定形 am + not 動詞の現在分詞(〜ing)でいっときましょう。



I’m not playing tonight’s game.
「私は今晩の試合には参加(プレイ)しない。」

I’m not seeing her this evening, because something urgent has happened.
「急用ができたので、今晩彼女には会わない。」

I’m not picking him up this afternoon, because he is popping in his friend’s house.
「彼は友達の家によることになっているから、今日の午後は彼を迎えにいかない。」



それと、近い将来「それは絶対ない」という拒絶の意思表明も同じカタチでいけます。


I’m not doing it (no matter what you tell me)!
「私はそれをしません(何を言われようと)!」

I’m not leaving this place, because this is my house!
「ここは私の家なんで、この場所から立ち退きません!」

I’m not sharing the information with you!
「アンタとは情報を共有しません。」

現在完了形の否定文

image by Tolga Ulkan

have + not + 過去分詞 「まだ〜していない」のカタチですね。

have + not は基本 haven’t のカタチ短縮され、しばしば , yet 「まだ」が文章に加えられます。



haven’t emailed him back, yet.
「まだ彼にメールの返事をしていない。」

haven’t had my breakfast, yet.
「私はまだ朝メシを食ってない。」

haven’t done it, yet.
「私はまだそれをやっていない。」

haven’t heard from my sister, yet.
「まだ姉 (妹) からの便りはない。」


haven’t told my dad about the news.
「まだ親父にはそのニュースを伝えていない。」

現在完了形は、主語が You または They の場合は、I の場合と同様に  haven’t (have + not) 、He, She, It の場合は、has’t (has + not) が使われます。


自分でも、思いついたらオリジナルの文章を作って、しゃべってみましょう。

未来形の否定文

image by Oleg Gamulinskiy

未来形は、助動詞の will を使ったもの will + not (won’t) 〜 と、進行形である be + going to 〜 「〜するつもりだ」のカタチの現在分詞の前に not を置いたものが使えます。

まずは、will + not (won’t) 〜 のカタチから見ていきます。

基本的にwill を使うときは、自分が未来の出来事を確信している状態と覚えておけばオッケーです。


加えて、I’m not going to 〜 のカタチよりも強く、そして微妙にフォーマルな響きを持ってます。


won’t have time to enjoy this cake.
「このケーキを楽しんでる時間はないであろう。」

won’t be back home till tomorrow morning.
「明日の朝まで家には帰って来ません。」

won’t quit my job.
「私は仕事をやめない。」

won’t remember what I have learnt today because there’re too much of terminologies.
「専門用語だらけで今日覚えたことは、思い出せないであろう。」

won’t tell you the secret.
「その秘密をあなたには教えない。」

will は助動詞なので、どの主語がきても won’t でいけます。




続いては、I’m not going to 〜 のカタチ。

「〜するつもりはない。」の意味になります。


I’m not going to help her unless she changes her attitude.
「彼女が態度を改めないかぎり、僕には彼女を助けるつもりはない。」

I’m not going to play outside even if the weather is fine.
「たとえ天気が良くても、外で遊ぶつもりはない。」

I’m not going to eat this, because there are some tomatoes in it.
「トマトが入っているから、私はこれを食べるつもりはない。」

I’m not going to join the army.
「軍隊に参加するつもりはない。」

I’m not going to see her.
「彼女に会うつもりはない。」

not 以外の言葉で否定を表現

image by Igor Link

not 以外の否定表現はいろいろあるので、今回ここではとりあえずシンプルなものをセレクトしてフィーチャーしてあります。

no を使った否定文

image by Engin Akyurt

no は名詞の前に置いて「(名詞を指すもの)がない」という意味です。

というわけで、所有を表す動詞 “have” や “There is (are) 〜” のカタチの文章の中の名詞を否定するやり方で文章が作られます。



肯定文を否定文にする経過を見たら一目瞭然ですね。

I have three apples.
「私は、リンゴを3つ持っている。」

👉 I have no apples.
「私は、no apples を持っている。」

「私は、リンゴを持っていない。」




というわけで例文。




I have no clue (idea)!
「全くわからん!」(手がかりナシってことで)

I have no regrets.
「後悔はしていない。」

I have no siblings.
「私には兄弟姉妹がいない。」


過去形でもしゃべっておきましょうか。


I had no money.
「金まったく持ってなかったんよ。」


I had no time for you to talk about that matter.
「そのことについてあなたと話している時間はなかった。」


There is (are) のカタチでもやっときましょう。



There is no such a thing!
「そんなものはない!」

There is no way I can get out of here safely.
「ここから安全に抜け出せる方法はない。」

There are no bus stops on this side of the road.
「道のこっち側にはバス停はないよ。」

There was no ketchup in the fridge.
「冷蔵庫にケチャップはなかった。」

There were no cashpoints in this shopping mall.
「このショッピングモールには現金をおろせるところがなかった。」

never を使った否定文

image by Azzedine Rouichi

はい。Never は、めっちゃくちゃ強い否定です。

「全く〜ない」「決して〜ない」ってやつですね。

キッパリといっときましょう。


never knew that.
「それは全く知らんかった。」

Never talk to strangers in this town!
「この街では、知らない人には決して話しかけるな!」

I will never see her again.
「彼女と会うことは2度とないであろう。」

I have never been to Africa.
「今までアフリカには1度も行ったことがない。」

Never say never!
「絶対にないってことはない。→まだ可能性はある。」

nothing / no one・nobody / nowhereを使った表現

image by Darian Garcia

nothing は言ってみれば「無」ってことなんで、no の場合と同じように所有を表す動詞 “have” や “There is (are) 〜” のカタチの文章をつかって、

「無を持っている・無がある」 = 「何も持っていない・何もない」

という感じで文章を作ります。


I have nothing for you to give.
There is nothing for you to give.

「あなたにあげられるものは何もない。」

I have nothing to lose.
There is nothing to lose.

「何も失うものはない。」

The boy had nothing to wear.
There was nothing for the boy to wear.

「その少年には着るものが何もなかった。」


これが人の場合だったら、no one または nobody が使われます。


I had no one to talk to.
There was no one I could talk to.

「私には誰も話す相手がいなかった。」

I have nobody to play with tomorrow.
There is nobody I can play with tomorrow.

「明日僕にはいっしょに遊ぶ友達がいない。」

no one のほうが nobody よりもややフォーマルってことで、論文なんかを書く場合は、no one のほうが好まれます。




場所の場合は nowhere が使われます。



I have nowhere to stay tonight.
There is nowhere I can stay tonight.

「今晩私には寝床がない。」


nothing を主語に持ってくることで「何も〜ない。」という文章も作れます。



Nothing is permanent
「何も永遠ではない。→永遠なんてものはない。」

Nothing was said.
「誰も何も言わなかった。」

Nothing was delivered.
「何も届けられなかった。」

Nothing can be achieved if you don’t act right now.
「今すぐ行動に移さなければ、何も達成されない。」

none を使った表現

image by Alex Rainer

None はその後に of が続くと、その目的語が示す集合体 (3つ、3人以上) の「どれも〜ない」「いずれも〜ない」の意味で使われます。

単数扱い、複数扱いのどちらでもいけますが、口語表現では複数扱いが多いです。

of の後に不可算名詞、または単数の代名詞がくる場合は単数扱いになります。

None of them are mine.
「それらのどれもが私のものではない。」

None of these mushrooms are poisonous. 
「これらのキノコのいずれも毒キノコではない。」

None of these paintings are original.
「これらの絵画のどれもがオリジナルのものではない。」

None of this has happened.
「このうちのどれもが、いままでに起こっていない。」

neither を使った否定文

image by Kyle Hinkson

「2つのこと」を両方とも否定する時に使います。

実際のところは、2つ以上のことを取り扱うときでも “neither” を用いても問題はないのですが、日常で特に「2つのこと」を取り扱う際に “neither” が使われているため、そう言うものになってしまっています。


「どちらの〜も〜じゃない」という意味になりますが、けっこう注意が必要な否定ボキャブラリーなので、ここはちょっとペースダウンしてゆっくり見ていきましょう。

(でも声は出してね。💖)


単数の名詞を修飾しているので、動詞は単数形。



Neither guitar was broken.
「どっちのギターも壊れていなかった。」

Neither towel is dry.
「どっちのタオルも乾いていない。」

2つのことを話しているから、つい動詞を複数形扱いにしてしまいそうですが、それはNGです。




じゃあ、こう来るとどうなるか?(ってもう答えは書いてあるけど。W)



Neither of them is currently available.
「それらのどちらもが現在入手できません。」

Neither of us cares about throwing the rubbish away.
「私たちのどちらもが、そのゴミを捨てることを気にかけない。」

Neither of us was happy about the new place.
「私たちのどちらもが、その新しい場所にハッピーではなかった。」

of の後が them「それら」us 「私たち」と複数形なので迷ってしまいがちですが、考え方は前の例文「どっちのギターも」「どっちのタオルも」と同じで、「2つ、または2人のうちのどちらもが」ってことになり動詞は単数形が使われます。


… が、インフォーマルなコミュニケーション、つまり日常会話では複数形が浸透して使われているのが現実です。

ちなみにこの them と us が 3人以上だったら、先ほどやった none が適用されます。


英語初心者によくある間違い。

日本語で、誰かが何かを「好き」って時に同意する際、「私も〜!」ってなりますよね

Aさん : 

「私はピアノジャズが好き。」  
”I love piano jazz music.”

B さん : 

「えーっ、マジ? 私も〜!」  
“Really? Me, too!”


これが、何かを「好きじゃない」って時…

Aさん : 

「私、実はタバコ吸う人好きじゃないんだよね。」  
 ”I don’t like smokers, to be honest.”

B さん : 

「あ、私も!」  
 “Me too!”


ってやってしまいますが、これは間違いです。

相手が否定文の場合に同意するときは、「私も〜でない。」ってことで

“Me neither!” と答えるのが正解です。

A さんの文章が、”I hate smokers, to be honest.” だったのであれば、否定「〜ではない。」のカタチが含まれていないので、”Me too!” で答えることができます。



ちなみにこれは「好き・嫌い」の文章に限らず、相手の否定文に同意して「私も〜でない」と言うと際には “Me neither!” が使われます。

ここで徹底的に声を出して慣れてしまいましょう。


Aさん: 

I didn’t understand what she was saying.
「私は、彼女の言っていたことが理解できなかった。」


あなた:

Me neither!
「わたしも!」


Aさん:

I didn’t know that he was an Italian.
「私は、彼がイタリア人だったとは知らなかった。」

あなた:

Me neither!
「僕もです!」


Aさん: 

I don’t think that picnic will be happening with this weather.
「僕は、この天気じゃピクニックがあるとは思わないな。」

あなた: 

Me neither!
「私もそうは思わない!」


Aさん:

I don’t care about the colour of it.
「その色彩がどうこうなんて私は気にしない。」

あなた: 

Me neither!
「私もですね。」



Aさん:

I didn’t know that it was your birthday !
「君の誕生日だったとは知らなかったよ!」

あなた:

Me neither!
「私も!」


(最後のは、しょーもないジョークです。w)

Neither の発音


最後は発音です。

このneitherって単語。リスニングをしている際に、「アレっ、2種類ある。」て気づいたはいいけど、「自分はどっちで発音すべきやろ?」ってなっている人がいるのではないでしょうか?


正直なところ、自分の発音しやすい方でやってしまって全然オッケーなんですが、基本的には、

🇬🇧 ブリティッシュアクセントでは 

[naɪ.ðər]  ナイザー


🇺🇸 アメリカンアクセントでは        

[niː.ðər] ニーザー


ということで、自分の目指しているアクセントがはっきりしているのであれば、こだわってみるのも良いかもしれません。

否定の文章を”It‘s ” で始める

image by Luke Ellis

”It’s not” ではじまる文章には いろいろありますが、非常に便利でよく使う表現なのでここでモノにしていきましょう。

もうすでに理解している方も、すぐに口から出てくるように声に出して例文を読んでみましょう。


“It’s not … for 人(もの)”  「人(もの)にとって…ではない。」


It’s not good for me.
「それは私にとってよくない。」

It’s not enough for Steve.
「それはスティーブにとっては十分じゃない。」


過去形も “It’s not ~” でいけますが、違いがわかるように通常は ”It wasn’t ~” が使われます。




It wasn’t acceptable for them.
「それは彼らにとっては受け入れられるものではなかった。」

It wasn’t attractive for women.
「それは女性陣にとっては魅力的ではなかった。」


これに “to+動詞” を足してやると「人(もの)にとって〜するのは…ではない。」になります。


It’s not difficult for me to use chopsticks.
「箸を使うことは私にとって難しいことではなかった。」

It’s not really easy for Jade to resist these sweets.
「これらの甘いお菓子を拒絶することは、ジェイドにとってはそう簡単なことではない。」

It wasn’t possible for him to open the lid.
「そのフタを開けることは、彼とっては不可能だった。」

It wasn’t loud enough for them to hear.
「それは、彼らが聴きとるのに十分な音量ではなかった。」


形容詞の代わりに、名詞でもいけます。


It’s not a problem for me.
「それは私にとって問題ではない。」

It wasn’t a good timing for the cat to cross the road.
「それは、その猫にとって道を渡るのに良いタイミングではなかった。」


場合によっては “for人(もの)” と “to+動詞 “ が入れ替わってもオッケーです。

(文章の流れが自然であれば、大丈夫です。)


It’s not difficult to understand for him.
「彼にとってそれを理解するのは難しくはなかった。」

It’s not a straightforward issue to solve for the landlord.
「大家さんにとって、それは簡単に解決できる問題ではなかった。」

It wasn’t a practical way to carry out for the team.
「そのチームにとって、そのやり方は実行するのに実用的ではなかった。」

too … to 構文を使いこなす。

image by Simon Hurry


too … to 〜「…すぎて〜できない。」の意味を持つ否定の表現で、日常会話にも非常によく使われます。


too much! 「やり過ぎ・行き過ぎ」というフレーズがあるように、この構文の持っている否定的なニュアンスは、はじめの “too …” 「…すぎる!」に含まれています。




It’s too cold!
「それは冷たすぎる!」

This is too tight! 
「これはキツすぎる!」

That is too small!
「それは小さすぎる!」




でもってコレに to不定詞 加えると(〜するには)のニュアンスになって

「〜するには …すぎる。」
👉「…すぎて、〜できない。」


となります。


It’s too cold to hold!
「それは冷たすぎて持っていられない!」

This is too tight to take out!
「これはキツすぎて取り出せない!」

That’s too small to wear!
「それは小さすぎて履けない!」

「誰にとって」の意味の “for 人(もの)” は、必要に応じて to不定詞の前に置かれます。


というわけで、くりかえし声に出してしっかりおさえておきましょう。


I’m too tired to walk.
「私は疲れすぎてもう歩けない。」

I’m too scared to move.
「怖すぎて動けない。」

She was too worried to sleep.
「彼女は不安すぎて眠れなかった。」

It was too complicated for his level to solve.
「それは、彼のレヴェルには複雑すぎて解決できなかった。」

It’s just too dark to see.
「それは、ただ暗すぎて見えない。」

It was too sudden for me to react.
「それは、僕には唐突すぎて対応できなかった。」

The ball was too fast to catch.
「その球は速すぎてつかめなかった。」

The girl was too young to understand the meaning of it.
「その少女は、幼すぎてその意味を理解できなかった。」

I was too shy to sing in front of everyone.
「僕は恥ずかしがり屋すぎて、みんなの前で歌えたかった。」



こんな感じであなたも思い付いた形容詞を使って文章を考えて声に出してみましょう。



というわけで、とりあえず今回はこの辺で…

お疲れ様でした。

コンカズ

*この記事の英語ヴァージョンは 👉 こちらから

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