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英会話上達への最短の方法は、1日のうちに日本人をやめて地球人になる時間を作ることにアリ!《英語汁 第8号》

どうも、コンカズ (@konkazuk) です 。


今回の記事では、「独り言英語」を実践していく上での3つのルール、そしてやり方の具体例をあげています。


はじめは、話す相手も存在しないのにボソボソと話すということに、ぎこちなさを感じる人もいるかもしてません。


しかしながら、「英語で独り言を話す」ということを、1日の中に30分でも習慣として取り入れていけば、日本国内にいても英語は確実に話せるようになります。


とりわけ一人暮らしの方は、誰にも邪魔されないという点おいて、最高の環境にいると言えるでしょう。

どちらにしても、1日の中に取り入れる “ちょっとしたゲーム” のような感覚で、肩の力を抜いてやっていくと長続きすると思いますよ。✨

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地球人への変身 


それでは、今回のブログ記事の本題でもある「独り言英語」のやり方を説明していきます。



まずはじめに「独り言英語」というのは、

自分の思考・行動の「ライヴ中継」です。



したがって、机に向かって特別な何かをしたり、ラップトップを開いて何かやりとりをしたりするなどの作業は一切ありません。

普段通りの生活を続けていただいて全然オッケーです。

あえて必要なモノをあげるとすれば、ケータイぐらいですかね…。

ただ、一日の生活の中の一定の時間を、あなたに「日本人」から「地球人」に変身していただいて過ごしてもらうことになります。



とはいえ、一日の中に確保できる時間というのは、人によって異なってきますよね。



はじめから飛ばし過ぎると途中でバテてしまい、離脱の原因になりかねません。


という訳で、先ほど1日30分と述べましたが、最初は正直10分、または5分ぐらいからでも構いません。✨


そして、何か気合を入れて「勉強するぞ!」というよりも、「過ごしている」というフィーリングが大事なので、肩の力を抜いてゲーム感覚でやることをオススメします。

image by Kirill Sharkovki


それでは早速あなたに「地球語」(英語)を話す「地球人」に変身してもらうわけですが、ここで二つやってもらうことがあります。

まず一つ目に、「地球人に変身」と言われたところで、何も見た目が変わるわけではないので、スペシャルな気分は湧き上がってきません。

これから行うことに対するけじめというか、空間の区切りをつけるためにも、変身の際の “キメ声” や “ポーズ” みたいなものを決めてください。

image by Limor Zellermayer

そして必ず毎回行ってください。

二つ目は、ケータイでもなんでも良いので、「地球人」として過ごす時間の終了の合図として、あらかじめ変身の前にアラームをセットします。

アホらしいと思われる方もいらっしゃると思いますが、英語で話す時間をもうけることが、完全に習慣として定着するまでは、ちょっとした儀式みたいなものだと思って続けてください。

新しいことを取り入れる時は、なにか特別感を持たせたほうが必ず長続きします。

もちろん完全に習慣化されて「独り言英語をしないと何か気持ちが悪い」というレヴェルまで達してしまった人は、これらの行動は必要ありません。


独り言英語のルール

image by WikiImages

さて、みなさん「地球人」に変身することはできたでしょうか?

これから同じ星に住む他の「地球人」とのコミュニケーションがとれるように、いっしょに「地球語」のレヴェルを上げていきましょう。

ルール ① 「地球語」以外の言葉の使用禁止!

image by dim hou

あなたがセットしたアラームの音を耳にするまでは、日本語で話すことはタブーです

基本的には、普段通りの生活をしてもらって全然オッケーなんで、(あまりオススメはしませんが)日本語の音楽を聞こうと、日本語のYouTubeを見ようと、好きなことをしてもらって構いません。

ただ、口から発する言葉は “地球語(英語)” に限られます。



ゲームをするのも、そこにルールが存在するから楽しめるわけなので、ここは絶対に守ってください。

ルール ② 頭の中で起こる「思考」と自分のする「行動」は必ず声に出して話す!

image by Darius Basher

さあ、ここが「独り言英語」の “カギ” の部分となります。


頭の中に浮かんでくることを、全てブツブツと、独り言でアウトプットしていってもらう訳ですが、ここで ルール① が絡んできます。

恐らくはじめのうちは、頭の中に日本語で浮かんできたものを英語に訳して、それを口から発していく、というプロセスを踏んでいくことになりますが、正直、思いどおりにいかず、かなりのフラストレーションを感じる人もいると思います。

が、所詮は独り言です!

いろいろ間違っていようが、文法がボロボロであろうが、発音もカタカナ丸出しであろうが、あなたを笑ったりする人は誰もいません!

…ということなんで、




間違いを恐れずに、すべて口から吐き出していってください!


image by H.Hach


もう一度言いますが、恥ずかしがる理由はどこにもありません。


短い人生のうちの、ひとりでいる時間にまで「恥ずかしがっていること」に使ってしまうなんてもったいな過ぎます。✨

と言うわけで、ここは吹っ切れて、すべて口から吐き出していきましょう!





頭の中に浮かぶ (脳)




⬇︎ (パイプ・モーター)

⬇︎


声を出す (口)


頭の中に浮かんでくるもの、頭の中に詰め込んだ知識なんて所詮は「文字」でしかありません。

そしてその「文字」は自分で声に出して読まない限り、誰にも理解されません。

話せるようになるためには、この「文字」を「音声」にするスキル、つまり脳みそと口をつなぐ

”パイプ” や ”モーター” となる部分

を鍛えていかなければなりません。

この ”パイプ” の建設、そして ”モーター” を回すことに時間を費やすことが、英語が話せるようになる最も近道なのです!

ルール ③ ノートなどメモ書き禁止

image by Owen Michael Grech

はい。


頭の中に浮かんでくるものはすべて声に出して発していく… とは言ったところで、いずれ (初心者レヴェルの学習者であれば頻繁に)英語での表現につまずく時が来ます。

そんな時はもちろん英語での言い方をググったり、weblioなどのアプリで単語を調べていただいて構いません。



しかしながら…



この貴重なアウトプットの時間、すなわち “パイプ”  をつなげたり、”モーター” を回すなどの最重要部分をそっちのけにして、インプットに時間を注いでしまったら、知らぬ間に英語が話せるようになるためのエクソサイズから離れていってしまいます。

そしてここが、たくさんの人が引きずり込まれてしまう「罠」なんです。

image by Carla Anne



英語が話せるようになるためには、英語を話す時間をたくさん確保することが最優先です。



というわけで、

単語は意味と発音を調べたら、さっさと手放してやって下さい。


また次の時に、前回と同じ表現が英語で浮かんでこなかったら、その時にもう1度調べたらいいのです。


そうやって何度も繰り返していくうちに顔見知りになって自分のものになっていきます。

ということで、

ノートやペンなどを使ってのインプット(書き出すという行為自体はアウトプットかもしれませんが)、「地球人」である間はすべて禁止となります。


調べた英語表現を忘れてしまっても、またいずれ同じ表現にぶつかる時が来るだろう、ぐらいな感じに受け止めてサラッと通り過ぎましょう。

独り言英語のやり方具体例

image by David Matos


それではここで具体的な例を挙げていきます。

たとえば仕事から帰ってきて、晩御飯を食べた後の30分を「地球人」として過ごすとしましょう。

おっと、変身とアラームのセットを忘れてはいけませんよ!


🔹ソファーにドスンと腰をおろす。




「ちょっとソファーで休憩しよっかな。」

I’m going to have some rest on the sofa.




「ハァ〜、お腹いっぱいやわぁ。」

Huhh, I’m…  …???



「うっ。こっから先に(英語で言葉が)続かない…」

Oops. I’m stuck here!



🔹もしここで ”I’m stuck” (つまずく) の表現が浮かんでこなかったら、

”I cannot go on from this point.” とか、

”I can’t continue…”

または、

“Nothing comes up in my mind!” など、

他の言い方を考えてみましょう。

さらに八方ふさがりで、何も出てこないのでしたら… 

I don’t know !!!!! だけでもオッケーです。✨



とりあえずは現時点での自分の英語のレヴェルで、今の状況を説明しようとベストを尽くしてみてください。

文章になっていなくても構いません!



「お腹いっぱいって、英語でなんて言うんだっけ?」

How do I say ”Onaka-ippai” in English?

image by Victoria Borodinova



「そうだ、ケータイでググってみよう!」

OK, let me google it with my phone!



🔹チェックした後で…

「ああ〜、”I’m full” って言うんだ!」

Ah, I see. I can say “I’m full”!



とまぁ、こんな感じで毎回自分がすること、したこと、考えていることを英語で声に出していきます。

ここで大切なのは、毎日同じ動作や思考を繰り返すことになっても、


「前回このセリフ言ったことがあるからいいや!」


ってな感じでスキップせずに、何度でもリピートしていってください。

くり返していくうちに、パターン化されていく英語表現が、脳みそに次第に貼りついていくことで、自動的に「この状況ではこの言い方ができる」と脳が判断できるようになっていくからです。

そういやぁ、日本語を話すときでも「昨日 ”腹減った” って表現使ったから、今回は使わない」なんて、考えないよな。




🔹もう少し続けてみましょう。

「あ、そういえば、ケータイの電池がそろそろヤバかったんだっけ?」

Oh, my phone’s battery was running out, wasn’t it?

or

My phone was about to be dead, wasn’t it?



とまぁ、こんな例が浮かんできますが、もしあなたが英語初心者だったとして、時制や付加疑問文 (例えば  ”He is tall, isn’t he?” のコンマ以降の「〜じゃない?」「〜だよね?」の部分) などの英語表現をまだ知らないとしたら、

とりあえずは知っている単語を並べて、すべて現在形でもオッケーです。



“My phone die soon!” ってな感じです。✨

(正しくは ”My phone will die soon!”)

大切なのは、何でもいいのではじめは声に出して、“ボソッ” と口から英語を吐き出すことです。

“Phone die!” でもオッケーです。
僕も独り言英語をはじめたばかりの頃は、こんな感じでした。

たとえあなたが今、I walk slow,  I hungry,  I look there,  I go bed sleep, のような感じで、主語とちょっとした動詞、名詞、または形容詞を並べるぐらいでしか英語で表現ができないとしても、僕は断言できます。


あなたがそれらを英語で声に出して話している時点で、あなたよりも数倍、または数十倍の知識やボキャブラリーの量を持っていながら、英語を声に出して話してみようと試みたことがない人たちより、


あなたは確実に「話す」というスキルにおいて、一歩リードしています

image by Norbert Braun


何度も言っていますが、“話さない” 人は、“話せるようにならない” のです。


脳と口のパイプがつながらないんです。

あなたが「独り言英語」の習慣を築いて、毎日コツコツとアウトプットしていけば、ライバルをいつの間にか追い抜いてしまいます。

なぜか?

あなたには、自分の身の回りのことについて話そうとしたり、生活に密接したボキャブラリーを調べたりすることによって、日常生活に必要な単語、実際に使う表現が自然に身についていくからです。



一方で、アウトプットに手を出さずにインプットの作業だけを進めていくと、参考書などを通して次から次へと新しい単語や難しい表現が蓄積されていきます。

そうなると選択肢が多くなる分、正しくしゃべろうとしてしまい、(間違いを恐れてしまい)いつまでたっても最初の一言が出てこない状態になっていってしまうのです。

image by Davide Raguasa

という訳なんで、こんな感じでボチボチ始めて行ってください。


あなたが今どのレヴェルにいようと、

始めるなら今です。


今から “ボソボソ” と英語でつぶやいていった方が、後々楽ですよ。

それではまた。

コンカズ



*この記事の英語ヴァージョンはこちらから

👉 The quickest way to develop your speaking skill is to spare some time for “self-talk” daily! 《Eigo-jiru vol.8》

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