どうも、コンカズ (@konkazuk) です。
“cut the mustard” と言う表現を見ていきます。
まず、’cut’ も ‘mustard’ もそれぞれの意味はわかるけど、”cut the mustard” となると、何のこっちゃ?ってなるところから、これがイディオマティックな表現だと判断することができます。
その由来は色々とあるらしいのですが、イギリスにおいては、カリカリになった背の高い茎からマスタードを収穫する際に、使用する鎌が十分にシャープでなかったら、マスタードの種を刈り取ることができない。
→ It wouldn’t cut the mustard.
→「その鎌でマスタードを刈り取ることは期待できない。」
→「そんなんじゃ、期待に応えられないだろ、オイ!」
となるため、結局 “cut the mustard” は、
「期待に応える」、または「基準を満たす」
という意味で使われています。
否定分で使われることが多いですが、肯定文で使ってもオッケーです。
と言うわけで、下に例文を用意したので、声に出して読んでいってください。
* Example sentences
We thought that our new product was absolutely cutting-edge and would be our best-seller. However, it didn’t cut the mustard in the end.
「今回の新しい製品は超革新的で、今まで送り出してきた中でのベストセラーになるだろう…と私たちは踏んでいたのだが、結局のところ期待通りの結果にはならなかった。」
The new coffee machine she bought had great reviews, so she thought it would be much better than the one she used to own. But it didn’t cut the mustard at all.
「彼女が買ったその新しいコーヒーのマシンはレビューがとても良かったので、昔持っていたマシンよりも、絶対に性能が良いだろうと思っていたけど、全くの期待ハズレだった。」
Jamila rehearsed every single day for the last week so that she could cut the mustard with her presentation.
「ジャミラは、自分のやるプレゼンが基準を満たすように、先週は毎日リハーサルを行った。」
He could not cut the mustard during the match due to his shoulder injury.
「彼は、肩の負傷によって、その試合で思い通りの活躍ができなかった。」
No wonder the glue didn’t cut the mustard; she bought it at the pound shop!
「その接着剤が、あまり効果がなかったのは無理もない。彼女はそれをパウンドショップで購入したんだから。」
と言うわけで以上!
今回は “cut the mustard” の表現を見ていきました。
それではまた。
コンカズ