【イギリス(イングランド)の教育システム】

England

Blog 005. (日本語/Japanese)

こんにちは、コンカズです。

今回は、うちの上の男の子が9月からセカンダリーのスクールに入るということで、

頭の中でなんとな〜くは分かってはいるけど、まぁいつかしっかり頭に入れよう

…と思ったまま、ここまで放っておいてしまった、イギリスの教育システムの理解を深めようと、ちょっとここらで勉強させていただきます。

リサーチ、リサーチ、今頃リサーチ… ✨ 🎶 🎵

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義務教育を含むイギリス(イングランド)での子供たちが歩んでいく全体の流れ

まず初めに、

イギリスでは子供は歩くことができるようになった時点で、働きに出されます。

ウソです。(ゴメンなさい。)

という事で、一般的に子供が産まれた後、まず初めに通うことになるのが、Nursery (ナーサリー)になります。

日本でいう保育園にあたるわけですが、必須ではありません。

基本的には子供が2〜3歳、3〜4歳の2年間をここで過ごすことになりますが、子供がまだ数ヶ月、または1歳からでも受け付けているナーサリーも多々あります。

しかしながら、国(イングランド)からの補助金(週15時間・年38週間分)が支給されるのは、子供が3歳〜4歳の間だけなので、

3歳前から子供達を預けていた僕達(低所得+イレギュラーインカムのカップル)にはかなりキツかった記憶があります。

評判の良いナーサリーだと、入れてもらえるまでに1年以上も待たされるところもあるので、

早め(妊娠が分かった時点でとも言われている!)に出向いて予約を入れておく(ウェイティングリストに乗せてもらう)ことをオススメします。

どのナーサリーが良いかってのは、Ofsted (Office for Standards in Education) オフステッド(イギリスの教育監査局)のサイトにいって、

自分が住んでるエリアのポストコードを入れると、近所のナーサリーのリストとランキングが貼られているので、多少参考にはなるとは思います。

が、やっぱりママ友グループとの交流から入ってくるナマの情報がベストですね。

はい、そして次にナーサリーの後に子供が通うことになるのが、大抵の小学校が設けているReception(レセプション)と呼ばれる学年。

つまり義務教育の始まりであるYEAR 1 (日本でいう小学校1年生)、子供が5歳の誕生日をむかえる前までの準備期間の1年で、9月の時点で4歳の子供たちが対象になります

(実質的には今後通うことになる学校への入学みたいなもんなんで、子供にとってはドキドキやと思います。)

そしてこの後、子供が9月の時点で満5歳になったところで、日本でいう小学校にあたるPrimary School(プライマリースクール)に上がり 、ここからが義務教育の始まりです

ちなみに義務教育を、学校に行かずに、ホームスクーリング (必ずしもナショナル・カリキュラムに基づいて行わなければならないというわけではない)という手段もあり、実際にこの手段をとっている親もいます。

イギリスの義務教育 (Compulsory education) の期間ですが、もともとはすべての地域(イングランド、ウェールズ、北アイルランド、スコットランド)で5~16歳までの11年間でしたが、

イングランドだけ2015年から5~18歳までの13年間に引き伸ばされています

理由はと言うと、働くということに目を向けず、大人になっても親の元から離れられずにコンピューターの前で、ぶくぶくと太っていくニート(NEET /not in employment, education, or training)と呼ばれる若者たちの増加を防ぐためと言われています。

さて、この13年間の義務教育の中身はというと…

5歳から11歳(Year 1 ~Year 6)まで(6年間)がプライマリースクール(初等教育)

11歳から16歳 (Year 7~Year 11)まで(5年間)がセカンダリースクール(中等教育)

そして先ほど述べたようにイングランドでは近年追加された…

16歳から18歳まで (Year 12 &Year 13)2年間)…では、

大学進学を希望する場合は、シックスス・フォームと呼ばれる学習過程(大抵は、在籍しているセカンダリースクールに付属しているが、ない場合はシックスス・フォーム カレッジにて学習)に進む。

あるいは、農業、芸術、デザインなど専門的な分野に進みたい場合は、継続教育カレッジ(Further Education College)または高等専門学校 (Tertiary College)に進んで専門性の高い職業資格を得るために勉強する。

(大学進学のための一般科目の勉強が可能なカレッジもあります。ちなみに、ここでのカレッジは日本でいう大学ではなく、どちらかといえば大学に進むための高校のような機関を言います。)

または、見習い、弟子という形で教育を受けながら職につく。

という選択肢があります。

ちなみによくKey Stage(キーステージ)という言葉を耳にすると思いますが、

この言葉はイギリスの教育課程の基準、National Curriculum (ナショナル カリキュラム)によって分けられる義務教育の中の4つの段階を表すのに使われます。

Key Stage 1  5歳〜7歳 [Year 1 ~ Year 2]

Key Stage 2   7歳〜11歳 [Year 3 ~ Year 6]

Key Stage 3  11歳〜14歳 [Year 7 ~ Year 9]

Key Stage 4  14歳〜16歳 [Year 10 ~ Year 11]

段階ごとに科目とその内容が振り分けられ、

Key Stage 1の終わり(Year 2 / 7歳)と、

Key Stage 2の終わり(Year 6 / 11歳)には

SATs (Standard Assessment Tests) サッツ(全国学力テスト)を受けることになります。

(これらのテストはどちらかというと学校全体の学力を知るのが目的であると言われています。)

そして、Key Stage 3 (Year 11 / 16歳) には

GCSE(General Certificate of Secondary Education ・全国統一学力試験)を受けることになりますが、

このテストの結果が、進学・就職の際に合否の判断材料のひとつとなるので、とても重要なやつですね。

Secondary school (セカンダリースクール)

現在、ウチの息子はYear 6 なんですが、去年の10月のアタマあたりですかね、

学校から”セカンダリースクールへのトランスファーの申請書の書き込みを済ませて月末までには提出するようにっ!” とのテキストメッセージが届いたのは…

ヤベッ!ってなりましたね。w

新学期もまだ始まったばかりなのにもうかいっ!

近所のセカンダリーの学校のリサーチがあわてて行われます。

カミさんはカウンシルのウェブサイトやママ友から各学校の評価の情報収集、

僕は仕事先の子供がいる同僚たちをあたって質問攻めにしましたが、

シックスス・フォームやら、カトリックの学校がどうこうやら、キャッチメントが何やら… 会話の中身はその当時僕が持っていなかった知識の連発です。

学校にも色々タイプがあって、

Public School,  Independent School, Private School, Grammar School, Voluntary-aided School…

そしてセカンダリースクールの大半を占めるComprehensive School, とあるみたいだけど、

庶民レヴェルのウチらにはComprehensive School(俗に言われる State school・ステイトスクール / 入学試験無し)以外の選択肢なしということで

このへんは悩む必要なしと…。

ところが、普段なら各学校でオープン・デーなどが開催されて、校内を見学できたりするはずなのですが、

コロナ禍ということで、ほとんどがオンライン見学と映像による学校のポリシー紹介。

オープンしているところだけ見に行って、あとは想像?

とりあえず集めた情報の中から、第1希望から第6希望まで記入して締め切り前に提出。 

Phew!

時は流れ、3月は今だロックダウンの最中、そんななか多少はドキドキしながら待っていた息子のセカンダリースクールの結果が届きました。

幸運なことに、第一希望合格です。✨

残念なことは、息子は彼の親友とは離ればなれの学校になってしまったことですかね。

ナーサリーからずっと一緒だったんで、ちょっと悲しいです。

と、いう結果になりましたが、実は僕らかなりラッキーだったようです。

実は、自分らは息子のクラスメイトたちが住んでいるエリアとは少し離れたところに住んでいるのですが、

たまたま僕らの住んでいるところが、第一希望のセカンダリースクール寄りで、

キャッチメントエリア内でもさらに学校への距離が近かったこと。

(ステイトスクールは応募者のうち学校から自宅までの距離が近い順に入学を許可する傾向にあって、イギリスでは子供の将来を考えて親が子供にいかせたい学校のキャッチメントエリア内に時を見計らって引っ越すらしい。)

そして、さらにこれも後で分かったことなんだけど、うちの息子はたまたま第一希望の学校に入れたんだけど、

実際のところ第一希望以外のリサーチしていた近辺の学校どれもが普通に評判が良い。

イーストロンドン都市開発の恩恵?なのか、僕らの住んでいるエリアには数年前と比べ比較的質の高いセカンダリーの学校が実は集まっていたという事実。

というわけで、GCSEのテストがあるなどセカンダリースクールは子供にとって将来の方向性が決まってくる重要なところなので、

ウチらみたいにギリギリになってあせらなくていいように、お子さんがいる皆さんには早くからキャッチメントエリアなどのリサーチをすることをオススメしときます。

p.s. 息子の親友のところに、後ほど息子と同じ学校からアピールをしていなかったにもかかわらず奇跡的にオファーが入り、晴れてふたりとも同じ学校に入れることになりました。✨

運命ってやつか?

GCSE & SIXTH FORM (シックスス・フォーム)

去年の春ぐらいだったか、確かカミさんの作品をギャラリーに届けた後、帰りのタクシーの中のラジオで、

GCSEのテストに向けて必死になって勉強してきたにもかかわらず、

コロナウィルスの影響でがテストが中止となってしまった学生たちがインタヴューを受けていて、すごくやりきれない気持ちを語っていたのを思い出しました。

今の状態だと息子がそれぐらいの年になった時に、どんな形でテストが行われているのかは謎ですが、とりあえずリサーチしたものをここに書いときます。

GCSE (General Certificate of Secondary Education)

セカンダリースクールに入ってYear 10 (14歳)になると、2年後に控えたGCSEに向けてのコースワークと呼ばれる学習のカリキュラムに沿った勉強が始まります。 

教科は選択性で、学校によって多少の違いがあるようですが、基本的には次の3つが必須科目

Mathematics 数学

English language/literature 英語

Science 理科 (生物・化学・物理)

そして次に選択科目ですが、カテゴリー別に分類されていて、その中から一つずつ選ぶことになります。

Modern foreign languages (現代外国語) のカテゴリーには日本語も含まれてますよ!

その他、歴史、ビジネススタディー、デザインと技術、アート、人文科学、音楽、宗教学などから必須科目と合わせて計10科目ほど選ぶことになるのですが、

13歳という年齢で、大学での専攻科目を見据えてそれに必要な科目の選択を迫られるってのは、正直ちょっとキツイのでは.. と初めは思ったけど、物事が移り変わるスピードがメチャメチャ早い今の時代、これはひょっとしたらこれは良いことなのでは…?

(僕なんてまだこの歳ぐらいの時、川で魚捕まえたり、外でサッカーしてたような…w)

成績は、最終試験のExamination Paperと、Course Workと呼ばれる授業中に行われるプロジェクトの出来によって評価されますが、

近年Course Workの比重が減りつつあり、”書くことによるスキル”が試される論文形式の解答が重要視されてきているとのことです。

結果は近年までA*,A,B,C,D,E,F,Gの順にグレード付けされていましたが、2017年より上から9,8,7,6,5,4,3,2,1の順の評価付けに変わり、以前のA*とAが 現在の9から7にあたり、BとCが6から4にあたります。シックススフォームに進むのであれば、6以上が最低5科目あればセーフゾーン???

さらにいえば9または8を何個ゲットしたかが、大学を選択するのに響いてきます。

あーコワいコワい…

SIXTH FORM

さて、セカンダリースクールを卒業した後、大学進学を希望する生徒は、(大抵はセカンダリースクールに附属されている)、

2年間の教育課程シックスス・フォーム

( 皆さん1年目をLower Sixth (L6)2年目をUpper Sixth (U6)と呼んでるみたいです。)

に進むことになります。

Key Stage 5 とも呼ばれているみたいですね。

(シックススフォーム[ Year 12 & Year 13 ] ってなんでそんな名前なんやろって思ってたら、セカンダリースクールの頭のYear 7から数えて6番目ってことやん! って今気がついた!w)

もともとは、最初の年(Year 12)の終わりに 

AS(Advanced Subsidiary Level)という試験を受け、

その後の2年目 (Year 13)に A level (Advanced Level General Certificate of Education)の試験を受けていたようですが、

2018年にイギリスの教育省が、AS試験の結果を完全にA Level のものと切り離したものすると発表して以来、

AS試験は必須ではなくなり、現在のところ2年目の最終試験であるA levelを受けるだけという形になっているようです。

選択する科目は将来的に進学したい大学のコースに合わせて選ぶわけですが、GCSEの結果と照らし合わせながら、本人が一番楽しめる科目を選ぶのがベスト。

大抵の生徒は初めの年で4教科を選択して、次の年で3教科に的を絞って(1教科をドロップして)試験にのぞむようです。

成績は、A* A  B C D E で評価され、希望大学に必要な成績が取れていた場合に入学が許可されます。(日本みたいに個別の入学試験はありません。)

大学の学費は現在のところ年間9,000ポンド(約135万円 / 現在約£1=150円)と言われています。

大抵の学生は、学費と生活費のローンを国から借りて、卒業してある一定の年収に達したら返済していかなければなりません。

お金を稼ぐために大学を出るのに、大学を出たら借金地獄ってどないなってんねん…?!!

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