どうも、コンカズ (@konkazuk) です。
実は、もともと「頭の回転が速い」のカタチで紹介していこうと思っていたのですが、「頭の回転が速い」には、「ずる賢い」の意味も含まれてくるので、ここでは良い意味の「頭の回転が速い」、つまり「飲み込みが早い」というニュアンスで見ていきます。
ちなみに僕の脳内には、その時の自分の都合によって「霧」が発生するので、物事を飲み込むのに時間がかかることが多々あります。w
正直、飲み込みが早い人、数字に強い人には憧れますね。
なにはともあれ、ここにいくつかの表現をフィーチャーしておいたので、ぜひこれらの例文を声に出して読んでいってみてください。✨
quick / fast learner
「速い」+「学ぶ人」ってことで、そのまんまですが、最もよく使われる表現です。
確実に覚えておきましょう。
“quick” でも “fast” でも、どちらを使っても大丈夫です。
I know these two guys are quick learners, but it’s still too early for them to do the task.
「この2人が、飲み込みが早いのはわかるけど、ちょっとまだその仕事をやらせるには早すぎるよ。」
It seems that Daniel is a very fast learner.
「ダニエルは、かなり飲み込みが早いようだ。」
Indeed she is a quick learner, but she talks a bit too much.
「確かに彼女は飲み込みが早いけど、ちょっとおしゃべりが多すぎるかな。」
He was such a fast learner, so I didn’t need to teach him much.
「彼はとても飲み込みが早かったので、あまりいろいろと教える必要がなかった。」
sharp / bright / capable
「飲み込みが早い」をたった1単語で片付けられると、なんか消化不良な感じですが (w)、日本語の「キレる」や「デキる」というニュアンスで感じとっていただければ、大丈夫だと思います。
He wasn’t sharp enough to understand the situation.
「彼は飲み込みが遅いので、その状況が理解できなかった。」
Our new manager is very sharp.
「私たちの新しいマネージャーは、とても頭がキレる。」
If I was bright enough, I wouldn’t have been stuck here with this job.
「もし私がじゅうぶんにキレ者だったのなら、こんな所でこの仕事をしていないよ。」
She is bright and daring.
「彼女はキレ者で、大胆だ。」
He is a very capable judge.
「彼は、とても頭がキレる裁判官だ。」
Tony is a capable worker.
「トニーは、仕事ができる。」
agile / nimble
こちらも1単語ですが、”sharp” や “bright” よりも、もう少し「素早さ」に重点を置いた表現になります。
「忍者系」と言っても良いでしょう。
ちなみに “agile” の発音は [ædʒaɪl] で、アタマの “a” の部分にアクセントが置かれます。
この2つの単語は、しばしば “mind” とセットで使われるという特徴があります。
Jade has an agile mind and she learns things quickly.
「ジェイドは飲み込みが早いので、すぐに物事を覚えてしまう。」
I don’t think our new boss is a man of agile mind.
「私には新しいボスが、キレ者とは思えん。」
He is courageous, strong and nimble.
「彼は勇気があって、強くて、頭が切れる。」
She has got such a nimble mind, so don’t worry about her.
「彼女は飲み込みが早いから、心配いらないよ。」
catch on fast / quickly
“catch on 〜” で、「(何が起こっているか)理解する、気付き始める」という意味があるので、それに “fast” をくっつけたら、「飲み込みが早い」になります。
“quick/fast learner” ばかり使うのに飽きた人は、次はこの表現を覚えるといいかもしれませんね。なんか響きがカッコいいし。✨
It is not an easy task but the boy is catching on fast.
「それは簡単なタスクではないんだけど、その少年はガンガン飲み飲んでいっている。」
Those who catch on fast are easy to train.
「飲み込みが早い人達は、教えやすい。」
It might take a few minutes, but you will catch on quickly.
「慣れるの数分かかるかもしれないけど、あなたならサッと要領をつかんでしまうでしょう。」
The new guy catches on fast, so I guess he will get promoted eventually.
「その新人は飲み飲みが早いから、そのうち昇進すると思うよ。」
quick-witted
こんな表現もあります。
”wit” を日本語に訳すと、「知力」「理解力」そして「理知」ってな意味になるんで、”quick-witted” で、「物事をすぐに把握できる」といった感じでもいけますかね。
The comedian was quick-witted and really entertaining.
「そのコメディアンは、頭の回転が速くて、とてもおもしろかった。」
Are you quick-witted enough?
「あなたは、物事をすぐに把握できるほうですか?」
She was quick-witted and had an amazing socializing skills.
「彼女は、頭の回転が速く、驚くべき社交技術をそなえていた。」
The quick-witted woman called an ambulance as soon as she saw the accident.
「その機転のきく女性は、事故を見たらすぐに救急車を呼んだ。」
mind like a steel trap
最後は、イディオムの登場です。
ここまで来ると、己の記憶力と脂汗のぶつかり合いです。
とは言え、”steel trap” がどんなものか理解しておけば、案外アタマに残るかもしれません。
“steel trap” は、あの残酷でギザギザした、動物が足を突っ込んだら「ガシャーン」てしまる鉄の罠ですよ。
そんな血しぶきが飛びそうな勢いで、物事を理解してしまう心を持ってる人間には、正直なところ近寄りたくないですね。
Being a manager in this institution needs a mind like a steel trap.
「この施設でマネージャーを務めるには、キレ者でなくてはならない。」
The lawyer has got a mind like a steel trap.
「その弁護士はキレ者だ。」
Being successful with such a young age, she must have a mind like a steel trap.
「その若さで成功してるってことは、彼女はかなりのキレ者に違いない。」
He should be able to give you some ideas to solve it, because he has got a mind like a steel trap.
「彼はかなりデキる人だから、その問題を解決するためのいくつかのアイデアを、あなたに教えてくれるはずだよ。」
というわけで、今回はこんな感じになります。
ちょっとボリュームがありますが、例文を何度も声に出して読んで吸収していってください。
それではまた。
コンカズ