英語で表現

【と言えば】を英語で表現すると…



どうも、コンカズ (@konkazuk) です。

と言えば」の英語表現を見ていきます。

会話の中で出てきた言葉をきっかけに、何かそれに関連したことを思い出して、そこから話を切り出す、というシチュエーションですね。


「〜に関して言えば」という言い方で切り出す “in terms of 〜” , “regarding 〜” , “as for 〜” なども、意味合い的に重なる部分はありますが、微妙に状況が異なってくるので、ここでは触れません。



というわけで、無意識レヴェルで口から出てくるように、例文を声に出して読んで、確実に自分のものにしていきましょう。

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Speaking of 〜

image by Andrew Martin

まずはこの表現ををやっつけていきます。

〜と言えば」の、最もよく使われる英語表現がこの “Speaking of 〜” となります。



下の文章は、いずれも前の段階で「誕生日」「バレーボール」「ジャズ」「ダンさん」の話題が上がっているというシチュエーションで始まっています。


Speaking of birthdays, my mom’s was last week! I totally forgot about it!
「誕生日って言えば、俺のオカンの誕生日先週やったわ!」「完全に忘れとったわ!」

Speaking of volleyball, wasn’t your brother playing in a national team?
「バレーボールっていやぁ、アンタの弟、国体のチームでプレイしてたんちゃうん?」

Speaking of jazz, who is playing at Ronnie Scott’s next month?
「ジャズで思い出したけど、来月ロニースコッツ誰が来てんの?」

Speaking of Dan, I’ve just realised that I still owe him £10.
「ダンと言えば、ヤツからまだ10ポンドを借りてるのを思い出したわ。」


When it comes to 〜

image by Hermann Traub

これもよく使われる表現です。


When it comes to 〜” の場合は、「〜と言えば」というよりも「〜となると」と訳した方が意味が通りやすいかもしれないですね。


個人的にはフレーズの中の言葉が3文字以上になってくる場合は、アクセントのある位置をしっかり確認した方がいいと思います。


ニュースやオーディオブックなどを聴いている際に、知っているフレーズが出てきたらしめたものです。


何度も聞き直して、音をパチってしまいましょう。



* ちなみにこの “When it comes to 〜” の場合は、”come” の上にアクセントが置かれます。


When it comes to December, most children think of Christmas.
「12月と言えば、たいていの子供達はクリスマスのことを考える。」


When it comes to playing football, Joe’s character often changes.
「フットボールをプレイするとなると、ジョーの性格はよく豹変する。」


When it comes to money, you should’t trust her.
「カネのこととなると、彼女のことは信じちゃいけない。」


When it comes to drinking beer, Graham has a hollow leg, hasn’t he?
「ビールを飲む事と言えば、グレイアムって底無しだよね。」


Apropos of 〜

image by Rafael Garcin

フォーマルな表現となりますが、これも進行中の会話に出てきた言葉がきっかけとなって、そういえば「〜と言えば」という感じで、新しいサブジェクトに持っていく状況で使われます。


ちなみに “apropos” [æprəˈpəʊ] は、フランスから来た “loanword” 「借用語」。

発音は、”アプロポウ”って感じになって、アタマの “a” の上にアクセント。 “s” は発音されません。


Apropos of yesterday’s incident, I have got something to tell you privately. 
「昨日の出来事と言えば、ちょっとプライベートであなたに伝えておきたいことがあります。」


Apropos of his new movie, I hate to say but it was a flop, wasn’t it?
「彼の新しい映画って… 言いたくはないけど全然面白くなかったよね?」


Apropos of her recent behaviour, I personally think it is totally unacceptable.
「ここ最近の彼女の態度と言えば、個人的に言わせてもらうと、どう考えても受け入れられへん。」


Apropos of nothing, what do you think about our new manager?
「全然関係ない話だけど、ウチらの新しいマネージャーについて君はどう思う?」



最後の文章では、”apropos of” の後に “nothing” をくっつけると、「前の話とは繋がってないけど」「唐突だけど」という意味になります。



というわけで今回は以上となります。


3番目のやつは上級編となりますが、はじめの2つは使えるようになるためにも、スキを見計らってブチ込んでいきましょう。



それではまた。

コンカズ

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