どうも、コンカズ (@konkazuk) です。
「香ばしい」の英語表現をやっていきます。
みなさんは「香ばしい」を他の言い方で説明してください、と言われたらどうしますか?
僕やったら、アーモンドとかコーヒー豆とか… 何か特定のものが、ちょっと焦げた感じのいい匂い、ってなるかな?
僕の「ちょっと焦げた」って感覚が皆さんの想像と一緒だとして、それを表現する場合、英語ではその具体的な説明が必要になってきます。
つまり「なんか香ばしい匂いがする。」だけでは、相手に伝わりにくいって感じですかね。
何はともあれ、見ていきましょう。
例文は必ず声に出して読んでいってくださいね。
aromatic
「香ばしい」の代表が、上のイメージのコーヒー豆ではないでしょうか?
じゃあ、そのコーヒー豆が香ばしい匂いを放つのはどんな時か?ってなると、それは豆を挽いた時や炒った時ですよね。
英語で表現する場合は、そこまで説明を付け足してあげましょう。
The aromatic fragrance of freshly ground coffee beans filled the room.
「新しく挽かれたコーヒー豆の香ばしい匂いが部屋に充満した。」
あと、”aromatic” は、何かと何かがブレンドされた複雑な匂いを表現する際にも使われます。
The aromatic scent of lavender and vanilla lingered in the air, creating a calming atmosphere in the spa.
「ラベンダーとバニラの香ばしい匂いが空気に漂っていて、それがスパを落ち着かせてくれる雰囲気にしていた。」
When I entered the kitchen, the aromatic blend of herbs and spices was filling the air.
「キッチンに入ると、ハーブとスパイスがブレンドされた香ばしい匂いが漂っていた。」
fragrant
“fragrant” と聞くと「香水」や「消臭スプレー」なんかの、花から漂う「甘い匂い」を連想される方も多いと思います。
この「甘い匂い」は、クッキーや焼き立てのパンなどから漂ってくる「香ばしい」匂いにもつながるので、よく使われますね。
As I passed by the bakery, the fragrant smell of freshly baked bread wafted through the air, so I couldn’t resist stepping into the shop.
「パン屋の前を通ると、焼きたてのパンの香ばしい匂いがしてきて、店み足を踏み入れずにはいられなかった。」
The fragrant smell of roasting chestnuts made my mouth water.
「栗が焼かれている香ばしい匂いで、よだれが出てきた。」
The fragrant scent of grilled peaches is drifting through my neighbour’s backyard.
「焼き桃の香ばしい香りが、お隣さんの裏庭で漂っている。」
savory
“savory” [seɪvəri] も「香ばしい」を表現するのに使われますが、前回の「甘い」匂いとは異なり、どちらかと言えば、肉料理などのコショウが効いた、塩っぱい系の「香ばしい」感じを表すのに用いられます。
Walking through the park, the savory smell of barbecue filled the air, making our mouths water.
「公園を通ると、バーベキューの香ばしい匂いが空気に充満し、食欲をそそった。」
I instantly realised today’s dinner was going to be Italian due to the savory scent of garlic and onions sizzling in the pan.
「フライパンでシューっと音をたてながら炒められるニンニクと玉ねぎの香ばしい匂いで、今日の晩メシはイタリアンだとすぐに分かった。」
The savory aroma of buttery popcorn was wafting through the movie theater.
「バターの効いたポップコーンの香ばしい匂いが映画館の中で漂っていた。」
まとめ
とまぁ、こうして上にあげたボキャブラリーが使えるのが理解できたと思います。
aromatic fragrance、 fragrant aroma,、savory aroma など、同類の名詞と形容詞が一緒になってくると、混乱した人もいると思いますが、ここでは太字の形容詞にフォーカスをおいてください。w
まとめておくと…
Aromatic
一般的な香りや芳香な香りを指す。
香りが複雑であり、様々な成分や要素が混ざり合っている感じ。
Fragrant
甘くて心地よい香りを指す。
比較的強く、それでいて柔らかな香りを表現。
Savory
食欲をそそるような、美味しそうな香り。
主に食べ物に関する香りに使用される。
“savory”は、食べ物の風味や美味しさに関連して使われるけど、下の例文のように “fragrant” が食べ物の香りを表現する際に使用されることもあります。
The fragrant aroma of sizzling bacon filled the kitchen.
「ジュージューと音をたてるベーコンの香ばしい匂いがキッチンに充満した。」
香りの表現に関しては厳密な定義が難しいですが、とりあえずコーヒー豆の香ばしさは “aromatic“、パン類が焼ける香ばしさは “fragrant“、肉類が焼ける香ばしさは “savory” と覚えておけば、まず問題ないでしょう。
というわけで今回はこの辺で。
コンカズ