どうも コンカズ (@konkazuk) です 。
「スキマ時間」って言葉。ここ5年10年の間に、かなりの頻度で耳にするようになりましたよね。
今の時代、スキマ時間を効果的に使うよう常に意識していないと、手が勝手にケータイに伸びて、YouTubeのボタンを押し、気がついた時には時間がかっさらわれてしまっている、という恐ろしい結果に終わります。w
「スキマ」と聞くと、皆さんおそらく「ギャップ」gap、またはビジネス関係だと「ニッチ」niche などの言葉を思い浮かべると思いますが、「スキマ時間」を英語で表現するために、これらのボキャブラリーを当てはめてみても、相手は “ ? ” となってしまいます。
…ってなわけで今回の記事では、会話で割と使いやすい「スキマ時間」の表現を4つほど紹介していきます。
例文は必ず声に出して読んでいってくださいね。
odd moment / odd minute
“odd” って聞くと、最初に浮かんでくる日本語表現は「奇妙な」とか、 “odd number” の「奇数」あたりだと思います。
文字通り「奇妙な瞬間」ってことで “odd moment” は、人がまごついている時の「ぎこちない瞬間」を表す際に使われますが、「奇数」からも連想できるように「端数の」、「残りの」というニュアンスも持っています。
そう考えると、話す内容によっては、物事と物事の間に生じる「端数の時間」➡︎「スキマ時間」という違う意味で “odd moment” が使われるのも理解できますよね。
というわけで、例文。
I’ll ring you if I can find the odd moment.
「スキマ時間を見つけられたら、電話入れるよ。」
Will you come and help me move this furniture when you have the odd moment?
「手が空いてるときに、こっちにきてこの家具を動かすのを手伝ってくれるかい?」
Great ideas usually come up at odd moments.
「すごいアイデアは、たいていスキマ時間に浮かんでくる。」
I’ll come and say hello to you when I get the odd few minutes.
「時間ができた時に、ちょっとだけ顔を出しに行くよ。」
spare time
「空いている時間」ってことで、これもよく使われる表現です。
日本語の「空いている時間」と「スキマ時間」を一緒に並べると、僕個人の感覚だと「スキマ時間」の方がもっと時間の幅がせまそうな印象を受けますが… 恐らく気のせい?
Please come and visit me in your spare time.
「空いてる時間でいいから、会いにきて!」
In my spare time, I write my blog post.
「スキマ時間にブログ書いてます。」
What do you usually do in your spare time?
「スキマ時間いつも何してんの?」
Use your spare time wisely.
「スキマ時間を賢く使いましょう。」
waiting time / commuting time (traveling time)
こちらの表現は、もっと具体的ですね。
ボキャブラリーがまだ少ないうちは、日本語の「スキマ時間」って表現を無理に当てはめようとするよりも、「待ち時間」「通勤時間」「移動時間」といった感じで、そのまま使ってしまえば大丈夫です。
I take some books with me whenever I go to hospital so that I can read them during the waiting time.
「病院に行く時は、待ち時間に読めるようにいつでも本を持っていくようにしている。」
I use my commuting time for listening to the audiobooks.
「オーディオブックを聞くために、私は通勤時間を利用している。」
I’m planning to use my traveling time to reply all these emails.
「これらのEメールの返事を、移動時間にやっつけてしまう予定です。」
I ended up spendig my waiting time watching outside because I forgot to bring my mobile.
「ケータイを忘れたので、待ち時間を外をながめて潰すハメになってしまった。」
pocket of time
ポケットマネー、エアポケット(船が沈没した際の空気が残っている空間)、あと車のドアの内側の、ものを入れるところもポケットと呼ばれるように、ポケットには「ちょっとした」「容量の少ない」といったニュアンスがあります。
「流れている時間の中で、たまに存在するポケットのような空間」というふうに感じることができれば納得できる表現です。
I’ll find pockets of time to finish this work somehow.
「この仕事を終わらすのに、なんとかスキマ時間を見つけるよ。」
I can’t believe that such a busy person was still able to find pockets of time to go to the concert.
「僕には、そんなに忙しい人がコンサートに行ける時間があったなんて信じられないね。」
Early in the morning is the only pocket of time I can spot.
「早朝が私が見つけられる唯一のスキマ時間だ。」
Small pockets of time are all you need for your daily push-ups.
「毎日の腕立て伏せは、スキマ時間さえあれば十分できます。」
というわけで、以上「スキマ時間」の4つの英語表現でした。
それではまた。
コンカズ