英語で表現

【記憶が曖昧】を英語で表現すると… 



どうも、コンカズ (@konkazuk) です。

記憶が曖昧」の英語表現を見ていきます。


人は、長く生きれば生きるほど、過去の記憶が曖昧になっていきますよね。

更に現代人は常に時間に追われているため、頭の中を整理する暇もなく、2〜3日前の記憶でさえおぼつかない、なんて方もいらっしゃるのではないのでしょうか?


今回の記事では、そんな「記憶が曖昧」の英語表現を5つほどフィーチャーしています。



いつも通り、例文は必ず声に出して読んでいって下さい。

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vague 

image by Tim Foster

というわけで、トップバッターは “vague”  [veɪg] という単語。


個人的には「曖昧な」という意味の中でも、普段の生活の中で一番使いやすいボキャブラリーだと、僕は思っております。


感情や、色なんかがはっきりしない場合にも使えるので、とても便利です。




I only have a vague memory of switching off the light in the bathroom.
「バスルームの電気を切った記憶が曖昧なカタチでしか、私には残っていない。」


He had a vague memory of what she was wearing last Saturday.
「彼には、曖昧ではあるが、彼女が先週の土曜日に何を着ていたか記憶に残っていた。」


The kids had only vague memories of what had happened to the teacher.
「子供たちは、その先生に何が起きていたのか曖昧な記憶しかなかった。」


She has a vague recollection of her grandmother’s home.
「彼女には祖母の家の記憶が曖昧ながらも残っている。」


I have a vague memory of seeing him in the supermarket.
「私には、彼をスーパーで見たという記憶がおぼろげながら残っている。」


fuzzy

image by Danilo Rios

白状すると、このボキャブラリーを覚えたのは、結構最近です。


ギターリストのジミ・ヘンドリックスやビートルズのジョージ・ハリスンが好んで使っていたエフェクター(足元に置くギターの音色を変化させるペダル)に “fuzz” ってのがあって、僕自身も使用していたため、この名前にはファミリアーでしたが、意味を知ったのはかなり後になります。

オーバードライブや、ディストーションなどと比べると、ジリジリと電流がまわりにほとばしっている感じで、音の輪郭が「曖昧」ということで、記憶しています。w


テレビやパソコンなどの、画面の映りが悪い時に使われる表現でもあります。



I’m trying to remember it, but my memory is somewhat fuzzy...
「それを思い出そうとはしてるんだけど、自分の記憶がちょっと曖昧で…」


I can’t remember where I left my keys… Unfortunately, my memory is quite fuzzy.
「鍵をどこに置いたのか思い出せない… 不幸なことに、私の記憶はかなりおぼつかない。」


The memory of my childhood has gone fuzzy.
「子供の頃の記憶が曖昧になってしまっている。」


I’ve got only a fuzzy recollection of how I met her.
「どうやって彼女に会ったのか、僕には曖昧な記憶しか残っていない。」


He has got a fuzzy recollection of his neighbour shouting at him.
「曖昧ながらも、近所の人が自分に向かって叫んでいたという記憶が彼にはある。」


hazy

image by Roemer Overdiep

なぜか、今回の記事ではジミヘンが前に出て来ますね。


昔、友達のうちの一人がパーティーで出会った女性に、「そういえば、あなた少しジミヘンに似ていますよね。」と言って以来、その女性がパーティーの間彼に口を聞いてくれなかった記憶がよみがえってきました。w

そう、”hazy” は、あの ”Purple Haze” の “haze” を形容詞のカタチにしたものです。


邦題で「けむり」と訳されていますが、「もや」の方がしっくりくると思います。


もやのかかった」=「曖昧


ちなみに同じような種類で、 “cloudy“「曇った」や “foggy“「霧のかかった」なども使えますよ。


No… I can’t remember… My recollection has become totally hazy.
「アカン、思い出されへん… 記憶が完全に曖昧になってもうとる。」

I have only a hazy memory of what she was talking about.
「彼女が話していたことに関して、僕には曖昧な記憶しか残っていない。」

I was so pissed in the end at the party that I only have hazy recollections of what was happening.
「パーティーが終わる頃には、自分はかなり酔っ払っていたので、何が起きていたのか曖昧な記憶でしか残っていない。」

I’ve got only a hazy recollection of my wife calling me in the kitchen.
「私には、カミさんが台所で私を呼んでいた記憶が、曖昧なカタチでしか残っていない。」


blurred / blurry

image by Stephane Yaich

よく使われる表現です。

このボキャブラリーも「ボヤけた」「かすんだ」という意味で、曖昧ファミリーの一員となります。

動詞 “blur” の受け身のカタチですが、そのまま “ed” をつけるのではなくて、“r” を重ねるところが要注意です。


形容詞の “blurry” のカタチでも使うことができます。




Your blurred memory cannot be trusted.
「あなたの曖昧な記憶を信じるわけにはいかない。」


I can’t tell you exactly because my memory is blurry.
「僕にはボヤけた記憶しか残っていないので、はっきりとそうだとは言えない。」


I can’t remember where I saw it last… My memory has gone blurry.
「私は、それを最後にどこで見たのか思い出せない… 記憶が曖昧になってしまっている。」


He has got only blurred recollections about the incident.
「彼は、その出来事について曖昧な記憶しか残っていない。」


Having only a blurred recollection, she decided not to say anything about the matter.
「曖昧な記憶しか残っていなかったため、はその件に関して何も言わないことに決めた。」


treacherous 

image by Gabriel Miguel Bero

形容詞の “treacherous” [tretʃərəs] は「裏切る」とか「そむく」という意味でよく使われるボキャブラリーですが、

「裏切る」「あてにならない」➡︎「おぼつかない」となって


➡︎「曖昧な


となり、時々「記憶」とセットで使われます。


絶対に頼りにしてはいけない、危険なタイプの「曖昧」です。w




You shouldn’t trust what he was saying because his memory is often treacherous.
「彼の記憶はよく当てにならないから、彼の言ってたことを信じちゃいけない。」


It’s very dangerous to rely on her treacherous memory.
「彼女の曖昧な記憶に頼るのは、とても危険だ。」


He is not going to trust such a treacherous recollection.
「彼は、そのような当てにならない記憶を信じたりはしないよ。」


She knew that her grandfather’s memory was treacherous.
「彼女には、自分の祖父の記憶が曖昧なことはわかっていた。」




というわけで、今回は「曖昧な記憶」の英語表現の例を5つ挙げてみました。


どちらにしても「曖昧な記憶」には、頼らないほうがいいですね。w





それではまた。


コンカズ

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